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「徒然草」と関係の深い金沢文庫に行きました


昨日…金沢文庫に行きました

金沢文庫は横浜市金沢区にある、博物館です





2階が図書館になっています…この場所から、振り返るとトンネルが見えます

金沢文庫は、北条実時によって作られた武家文庫です
実時は、とても勉強好きな方で…
たくさんの本を集めたそうです

ちなみに、実時とは…
後鳥羽上皇を島流しの刑にした、北条義時の孫です
(天皇を「島流し」って、すごい時代ですよね~)

※北条義時→(義時五男)実泰→実時

そののち…鎌倉幕府&北条氏が滅亡すると
北条氏の菩提寺だった称名寺が、保管・管理を行ったようです


称名寺に続くトンネル


トンネルを抜けると…


そこは…称名寺でした(笑)

。。。。。

なぜ…いきなり
称名寺かというと…(笑)

先日…区立図書館で借りた「徒然草」(久保田淳・著)の本を読んでいると…

執筆中に金沢文庫に行きたくなったので行ってきました
と、あとがきに書いてありました

それを読んで…
私も行きた~い
と思ったのです

ナントモ…つられやすい…性格です(笑)

それにしても
「徒然草」と称名寺…なんの関係があるの

つれづれなるままに
日暮らし 硯にむかひて…(「徒然草」冒頭)

「徒然草」を書いた兼好法師は…
京都の山奥の粗末な庵に…
一日中こもって…
愛用の硯を使いながら「徒然草」を書いているようなイメージですが…

ナント
兼好法師は、関東に来たことがあるのです
しかも
ちょっと旅行…ではなく
長期間&複数回、滞在しているようなのです


武蔵の金沢というところに、むかし住みし家の…(略)
ふるさとの浅茅が庭の露の上に床は草葉とやどる月かな
「兼好法師家集」

「兼好法師家集」にも
むかし住みし家
ふるさと…(以前住んでいた土地・なじみの場所のこと)
こんな言葉が出てくるのです

これ以外にも
兼好法師関係の手紙などが、金沢文庫にあるようなのです

その手紙などからわかることは…

金沢文庫を創設した北条実時の孫が
北条貞顕という人ですが…

※実時→顕時→貞顕

この貞顕の執事に
倉栖兼雄という人がいるのです
この兼雄をいう名前…
兼好法師のお兄さんと同じ名前なのです

手紙などから、兼好法師と身内のような親しさが感じられる…とうことなのです

だから…
兼好法師のお兄さんが関東人…ということは、
兼好法師も関東生まれではないか
…という説を発表した学者もいるくらい…
兼好法師と称名寺界隈は、深~い関係があるのです

。。。。。

区立図書館で借りた「徒然草」の本…
すっかり気に入ってしまい…
大昔の1992年出版の本でしたが…
amazonで注文してしまいました(笑)







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