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フランス頑張れ!!!! ルーヴル美術館はテロより強し!!

放送大学の美学・芸術学研究の授業は
熱く語ってくださる先生で…私が好きな授業です

教科書の内容が20分ほどで「終わった
」かと思うと…
(45分授業です)
そのあとは…延々とご自分の「芸術分類論」だったりします(笑)
(科目によっては、教科書を「ほとんど朗読」という授業もあります)

たしかに…
先生の「分類」は、カラーでの分類で…しかもグラデーション(
)なので
白黒の教科書では説明しきれなかったのでしょうけれど(笑)

その「分類」の中にでてきたインスタレーションの説明で
宮島達男の「MEGA DEATH」という作品を
コレマタ…熱く・熱く・語られたのでした(笑)
(教科書では、まったくふれていない作品です)

この作品は…
2400個のLED電球で表現された作品で…
LED電球の数字が、壁一面に並んでいる作品だそうです
123456789と数字が並んでいて…がない
の場所は「暗闇」になっていてを表すのだそうです
は暗黒の世界…
そして、しばらくすると…部屋全体が真っ暗闇になるそうです
21世紀は大量の時代で…
真っ暗闇は…その大量のあとのの世界を表しているそうです
だから、作品のタイトルが「MEGA DEATH」
なんだか…お話を聞いているだけで…
もしその作品を実際に見たら泣いてしまいそうだなぁ

と思った授業でした
 
美学・芸術学研究の先生は
そんな話を…延々と語り…
「ちょっと…宮島氏の話が長すぎたけれど…」
ナンテ…おっしゃるのです() 
 
そんな美学・芸術学研究の講義の中で
私は、1119日…
「美術館の政治性とルーヴル美術館の歴史」という講義を視聴しました
 
現在のルーヴル美術館が
「宮殿」から「宮殿・美術館」になり、さらに「ONLY美術館」になった歴史です
 
ルーヴル宮殿だったころ
本当に、本物の王様の居城だったのですね

アンリ4世は
自分のお城に、芸術家を住まわせたそうです
芸術家たちは、お城の中に、自分のアトリエやお店を構えていたそうです
 
優れた作品が…手に入るハズですよね~
 
王様だとか貴族だとか
私腹を肥やすことに専念し、贅沢をしていただけではないのですね~(笑)
なかなか立派な仕事をした人たちだということ知り…
私は驚いたのでした(笑)
 
まず…ルイ15世の愛妾だったポンパドゥール夫人という方がいるそうで…
自分の姪だか娘だかの、ポンパドゥール夫人に最高の教養を身につけさせ、
ルイ15世の愛妾としてお城に送り込んだのは、ルマンド・ド・トゥルヌエル
この人が王室建造物長官となり…
ルーヴルの作品の質的向上に力を注いだようです
その次の長官はマリニー侯爵
この人はポンパドゥール夫人の実弟で、お姉さんのおかげで侯爵になれたそうです
この人もサロンを修復したりして活躍したようです
長官という職(位?)の、手に入れ方は
と思いますが()
仕事のできる人たちが長官になって、よかったですね~()
  
その後
ルイ14世がヴェルサイユ宮殿に引っ越したあと、
ルーヴル宮殿で展覧会が開かれるようになったのです
 
1ヶ月間の展覧会期間中の入場者は
ものすごい人数だったそうです
 
例えば…
1789年の公式カタログの販売数は2万部以上でした
(…?日本は…江戸時代…葛飾北斎のころですか?)
展覧会は無料で、入場券はありませんでした
だから、カタログを購入しなかった人も多いはずですから、入場者数はこの3~4倍の人数、つまり6~8万の人が入場したと考えられるわけです
当時のパリの人口は60万人です
市民の1割以上の人が来場

 
そして、フランス革命後…
ルーヴル宮殿内に、ルーヴル美術館が誕生したのが1793
 
驚いたことに
そのころのルーヴル宮殿には、
パリ知事室やら大蔵省やらが同居していたそうです
.
ミッテラン大統領が
ルーヴル宮殿から役所を追い出し…
その役所のあった広大なスペースを展示場にし…
ルーヴル宮殿が、ONLY美術館として生まれ変わったのが、
1993年のことでした
 
このようなルーヴル美術館の大改造には
巨額な費用がかかります

改造費だけでなく、美術館の運営費用も巨額のようです

例えば…
2001年の美術館運営予算総額は114億円(作品購入費用を除く
対する、
日本の東京国立博物館は、16億円弱(作品購入費4億6000万円を含む
10倍もの開きがあります

美学・芸術学研究の「ルーヴル美術館」の講義の最後に…
先生はおっしゃいました

こんなに、ルーヴル美術館にフランスが投資する理由は…
これは、フランスの国家戦略
ルーヴル美術館が、フランスという国家の威信を、
武力に拠らずに、文化的に世界に示すための戦略だ

。。。。。

こんな「国家戦略」のフランスが…
先週の金曜日…テロ(武力)に遭ったことが…
本当にくやしく思われたのでした

そして、テロの翌日のニュースのインタビューを思い出しました
外出禁止令が出ている街を、
たくさんの市民が散策し…カフェでお茶を飲んでいる…
「なぜ、外出しているのですか?」というインタビューに対して、
「テロを恐れて家にこもっていたら、テロに屈したことになる。
いつもと同じ生活をすることで、テロに対抗している…」

この発言の「思い」と「フランスの国家戦略」の「思い」は
共通する…と私は感じました

文は武よりも強し
芸術は武よりも強し

フランス、がんばれ

 
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