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2014年2月のBALI島ダイビング事故の話

今回、バリ島行きを思い立ったのは
実は・・・
2月におきた日本人女性7名のダイビング事故について
詳細が知りたかったからです
 
ダイビング事故の場合
よく聞くと
無謀なダイビングをしていることが多いです。
ダイバー同士でその事故について話すとき
「事故に遭った人には気の毒だけど、無謀だったね・・(T_T)・・・」
と話すこともよくあります
 
今回遭難した人は、
バリ島で一緒に働いていた同僚の祥子さんでした・・・・
そして遭難の場所は
私も何度も潜ったことのある海域です・・・
 
プロが3人も引率しているチームで
島も近い、ボートも多い海域で
どうして亡くなるような事故になったのか
不思議でしょうがないのです
 
私は、
彼女たちはどこかの岩場で
助けを待っていると思っていました
こんなニュースになって
後始末が大変だろうなぁ・・・と思ったくらいです
 
できるなら
捜索に参加した方に会って
話を聞きたいと思いました
 
ネットで捜索活動した方を探して
日本からメールを送りました
 
私がメールで連絡をとったのは
事故が起きた海域に近いショップで、
ショップのボートを出して捜索してくださった
SERANGAN Marine Serviceのヒロさんです
 
突然の日本からの
見ず知らずの者からのメールで、
会ってもらえるかどうか不安でしたが
昨日会ってもらうことができました
 
遭難した祥子さんのことは
直接は知らない方でしたが、
遭難事故の起きた214日の夜、
祥子さんの友達(ヒロさんの知り合い)から
船を出してほしいという依頼の電話があったそうです。
もうその時は夜だったため、危ないので船は出せず
捜索の船を出したのは翌朝になったということでした
 
遭難の日・・・
SERANGAN Marine Serviceは、
近くを潜っていたそうです
そして
SERANGAN Marine Serviceのボートのスタッフは
祥子さんを待っているボートを見たそうです
そのボートからは
『今、ダイバーが潜っている・・・』
というサインが送られてきたそうです。
でも、その時刻を、あとから考えると・・・
ダイビング終了時刻をとっくに過ぎているような時間だったようです・・・
 
その時に遭難を知らせてくれたら一緒に探せたのに・・・
とヒロさんは言いました
 
私は
「今回の事故の一番の原因は何だったと思いますか?」
と尋ねました
 
事故の一番の原因は
天候の急変
だと言われました
 
天気がよかったら
何も起こらず・・・いつも通りのダイビングだったでしょう・・・
 
たしかに・・・その通り!!です・・・
 
ヒロさんの話を聞く限り
今回の事故は
いろんな不運が重なって起こった事故のようです
・・・どれかひとつでもクリアしていたら、大事に至らなかったように思う・・・
そのように話されました
 
バリ島の天候の急変は
悪くも急変しますが、
すぐによくなります
 
水面が荒れていたら
浅く潜って水面がおだやかになるのを待っていてもよかったし・・・
 
ボートがたくさんいる海域です
 
次の日も
たくさんのダイビングボートが出ていたし
遭難がわかってからは
さらにたくさんのボートが出ました
 
安全な場所で待機していれば
どこかのボートにみつけてもらうことができ、
よくある『ヌサ・ペニダで流された事件』になったのです
 
救助された方たちは、上陸が難しい場所で救助されましたが、
もうすこし流されていたら、簡単に上陸できる砂浜があったそうです。
ヌサ・ペニダは大きな島ですから・・・
祥子さんもその危険な岩場に近づくときに、岩場に頭を打って意識を失っていた可能性があるようです。
いつもなら、近づいてはいけないような危険な岩場に、近づかなければならない状況だったのでしょう・・・
 
ダイビングボートがレンタルだったので、ボートに残っていたのは自分のショップのスタッフではないようです。
ボートに自分のショップのスタッフが残っていたら、
もっとすばやい救助の連絡ができたかもしれない・・・
 
などなど
あとからだと
ナントでも言えるのですが・・・
 
ヒロさんは
今回の教訓として
・・・ヌサペニダで流された場合、タンクは捨ててはいけないと思った・・・
と言いました
 
今回は、
タンクを早めに捨てて
早く身軽になって
疲労を少なくする方法をとったようです(マニュアル通り?)
 
でも水面を長時間漂うのは疲れます。
タンクがあれば潜ることができます。
上陸できるような場所に、水中を泳いで行くことができたら・・・
または
水中で休息しながら救助を待つとか・・・
そういう方法も考えたほうがいいのかも知れません・・・
 
救助活動をされた方のお話を聞いても
今回の事故は
なんとも・・・
よくわからない事故のようでした
 
潮流に詳しい人の意見を参考に
救助された方がいた場所も
祥子さんがみつかったジャワ島沖の海も
捜索したそうです
 
捜索した時にはみつからず
あとからみつかったようです
 
救助のための寄付金を募っていたのですが、
寄付金は余ったようです・・・
捜索ヘリも十分飛ばせたんですね・・・
 
でも
ヒロさんはこんな話をしてくれました
自分は迷信とか、神様とか信じてはいないけれど・・・と前置きをして・・・
 
遭難事故のあとで、バリ人が、
「満月の日に、神聖なお寺の前を潜ったから、神様が怒ったんだよ・・」
と言ったそうです・・・・
 
満月の日は
海が荒れるとは限らないけれど、
干満の差が激しいので
やはり異常な流れになることがあるのかもしれません・・・
 
日本もそうだけど
昔からある神社やお寺の場所は、意味があります・・・
言い伝えも意味があります・・・
お祭りのお神輿の通る道にも理由があることを知り、驚いたことがあります
 
2004年のスマトラ沖地震の時も、
ある島に
『土地が揺れたら山に逃げろ』という昔からの言い伝えがあり、
意味がわからず山に逃げて助かったという話を読んだことがあります
 
ひょっとしたら・・・
満月の日は
お寺の前の海は
異常な流れになることがあるのかもしれません・・・
 
本当に・・・
今回の遭難事故は
不運が重なって起きた不幸のようでした・・・
 
ダイビングは自然相手の遊びです
今まで以上に
自然やその土地の文化に
謙虚な気持ちで潜らなければならないと
私は感じました・・・ 
 
・・・・
 
3月15日
ジャワ島沖で祥子さんと見られるウェットスーツを着た遺体がみつかりました
ご家族のかたが、身につけているもので、祥子さんだと確認されたそうです。
でもインドネシア警察からDNA鑑定を求められ、鑑定をし、先週鑑定結果が出たそうです。
 
ご冥福をお祈りします
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コメント

No title

夕顔さん
コメントありがとうございます。自己満足な訪問だとは思いましたが、なんとなく気持ちがおさまりました。

No title

現場に行けて、現地に住む人の声を聞くことができてよかったですね。
それでもやるせない気持ちは消えないと思いますが・・・。
きっとのりちゃんさんが来てくれて、祥子さんも喜んでいると思います。
私も一緒に、ご冥福をお祈りします。

なんでこんなところに鳥居が?って思ったこともありますが、意味があるのですね・・・。

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