私の奥の細道 =
=福井の旅も 終わりに近づきました
あと
福井県で行きたいところが
一か所ありました
それは
色の浜いろのはま
奥の細道に出てくる種の浜のことです
松尾芭蕉の奥の細道の
旅の目的は
歌枕や古人ゆかりの地を訪ねることにありました
色の浜は
西行法師ゆかりの歌枕で
芭蕉は
とても行きたかったようです
奥の細道の むすびの地は
岐阜県の大垣です
大垣は⇒気比神宮の南東・電車で80キロくらいの場所
色の浜は⇒気比神宮の北・車で15キロくらいの場所
にあります
つまり
色の浜は
次の目的地の大垣とは逆方向です
敦賀の地図
色ケ浜=色の浜のことです
芭蕉は
遠回りしても
色の浜に行きたかったのがわかります
潮染むるますほの小貝拾ふとて
色の濱とは言ふにやあるらん
(西行法師の歌)
「ますほの小貝」とは
桜貝のような桜色の貝のようです
昔は
色の浜に「ますほの貝」が
たくさんあったのでしょうね
それで
色の浜という名前がついたのでしょう
奥の細道に出てくる
種の浜は色の浜のことです
十六日
空晴れたれば
ますほの小貝拾はんと
種の浜に舟を走らす
海上七里あり
(奥の細道:原文)
16日というのは陰暦の8月16日のことで
現在の9月29日のことです
私の福井・敦賀旅行とも
合っています
芭蕉は西行法師のように
ますほの貝を拾おうと思って
舟で色の浜まで行ったようです
七里の道(約28キロ)を
色ケ浜=色の浜までの道
さて
私は舟ではなくて
車で15キロほどの道のりを
色の浜に向かいました
色の浜に向かう道
現在でも
なかなか雰囲気のいい海辺の風景です
夕暮れ時の 色の浜に向かう道
色の浜に向かう道
色の浜の海が見える明るさのうちに
色の浜に到着してほしいなぁ。。。
ようやく
。。。色の浜に到着
夕暮れ時の色の浜
夕暮れ時の色の浜
なかなかしっとりとした。。。
静かな。。。雰囲気の良い浜辺でした
ここに茶を飲み
酒を暖めて
夕暮れの寂しさ感に堪へたり
寂しさや須磨に勝ちたる浜の秋
(奥の細道:原文)
色の浜に到着してお茶を飲んで
お酒を飲んでと~てもいい気分
色の浜は夕暮れ時で
この寂しさ感は…なんとも…なんとも…GOOD
でした この色の浜の秋の雰囲気はあの源氏物語の須磨の浜に勝った
と思うよ
(のりちゃん意訳)
なんとか
夕暮れ時の色の浜を眺めることに成功した((笑))
私は
このあと。。。
今夜泊まるホテルのある敦賀の町に
車を走らせたのでした
敦賀のトヨタ・レンタカーで
車を返却します
2日間の
快適な
楽しい・ドライブでした
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