奥の細道の旅を辿って、千住大橋に行く
- 2012/09/23
- 12:53
松尾芭蕉のように
隅田川・船の旅をしたかった私は
越中島から船に乗り
浅草の桜橋で下船しました
芭蕉は千住まで船で行ったのですが。。
千住といふところで船を上がれば
(奥の細道・原文)
私が乗った船は
桜橋でお台場にUターンしてしまうので(笑)
桜橋で下船した私は
浅草駅まで歩きました
浅草からの電車は
乗ったことのない電車で
都内といえども
旅行のような「不安感」と「もの珍しさ」とで
いっぱいでした
携帯で調べると
浅草から
芭蕉が下船した千住大橋までの行き方は。。。
東武スカイツリーラインで
牛田で京成本線に乗り換えて
乗り換え・徒歩1分と書いてある・・・
でも。。
もう
浅草駅で聞きました
「千住大橋まで行きたいんですけど~牛田ってとこで関谷ってとこに乗り換えるそうですが。。。」
「はい、そうですね。」
「ここから乗ればいいんですか?」
「はい、3番線です。牛田で京成関屋に乗り換えてください。」
とにかく。。。
牛田駅まで電車に乗りました
なんだか地方都市に旅行しているような雰囲気。。。
鎌倉とか江の島付近のような。。。。
牛田駅の改札を出ると
京成関屋駅が見えました。。。
目的地の千住大橋までは
京成関谷駅から1駅
ようやく
そして
駅員さんに尋ねました
「は?」
「はし・・・橋です・・・橋に行きたいんです。。」
「(納得顔)そこの道を右に曲がればすぐです」
千住大橋駅で
千住大橋への行き方を尋ねる人って
いないんだろうなぁ(笑)
句作中のようです(笑)
千住大橋
駅から出て右手に歩くとすぐ
千住大橋がありました
矢立初めの地
行く春や鳥啼き魚の目は涙
これを矢立の初めとして
行く道なほ進まず
(奥の細道 原文)
深川から千住まで
松尾芭蕉は友人たちといっしょに来ました
しかし
友人たちの見送りも
ここ千住で終わります
ここからは
厳しい
長い
奥の細道の旅 が始まります
そこで
芭蕉は
ここで一句詠みました
いよいよ
本格的な旅の始まりの句=矢立・初めの句です
隅田川
千住大橋より深川方面を望む
松尾芭蕉は
この川を
千住大橋の船着き場
不定期船やチャーター船ならあるようです
奥の細道行程図
松尾芭蕉は
千住から
奥州に旅立ちました
私はこれから福井(笑)に旅立ちます
。。。。。私も昔
奥州の旅をしたことがあります
。。。。はじめて
中学生に奥の細道を教えることになった私は
うまく教える自信がなくて
教える前に
まず平泉に行ってこようと思いました
広島出身の私にとって
東京から北は地理感覚なく。。。
千葉の隣あたりが仙台で
くらいの感覚しかありませんでした
だから
奥の細道のルートは想像を絶する(笑)
本当に
わけのわからない作品だったのです
(近世文学も嫌いだったし。。)
冬休みに奥の細道の旅をすることを
同僚の国語の先生に話したら
と~深川・芭蕉庵に連れていってくれました
六本木生まれの先生でした
こうして
二学期に
深川・芭蕉庵に行った私は
冬休みに
松島
平泉
を回ってきました
教科書には
冒頭部(深川&千住)と
松島
平泉しか
載ってないので
ま・・これで
たまたま
春休みに行くことになった職員旅行が
仙台だったので
職員旅行の帰りは別行動をとらせてもらい
平泉
立石寺
羽黒山
象潟
と~まわりました
それから
長い長い年月を経て・・今年2012年
たまたま奥の細道の旅を思い立った私は
奥の細道の後半部分・・・続きの旅をすることにしたのです
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