空の上から降り注ぐような「音色」:2023野音⑭
- 2023/10/25
- 00:05
「美学・芸術学研究」の講義で
「ミーメーシス」について学んだ時…
演劇や
絵画での
「ミーメーシス」はわかりやすかった
ところが…
音楽の「ミーメーシス」が
よくわからなかった
ミーメーシスとは…
ミーメーシス=模倣・再現

『美学・芸術学研究』
著者:青山昌文
発行:2013年3月20日 第1刷
発行所:放送大学教育振興会
芸術とは…
ミーメーシス=模倣・再現
芸術が…
模倣・再現という考え方に
最初は驚いたけど…
考えてみると…🤔…
そのとおりだ💡
そう思った
ココでいう…模倣・再現は…
人の…人間の作品の
模倣・再現
ではなく
本質の
自然の
宇宙の
模倣・再現な…ワケ
演劇だって
絵画だって
実際にアルモノを…再現してる
この…再現の「仕方」に
さまざまな表現方法~があって
ソコに__🖼_🎤_🎻🎷🎹_
その人(=芸術家)の持つ
個性~やら
感性~やらが
表れるんだと思う
アリストテレスが…すでに
『詩学』において
次のように断言している…らしい
「叙事詩の詩作、悲劇の制作や喜劇の制作、(中略)
またあらかたの吹奏法や弾琴術など、
これらすべては一括すればミーメーシス即ち、模倣的再現というところに落ち着く。(…)
色彩や形態を使って似姿を作りながら多くの事柄を再現する人(……)がいるかと思えば、
音によって再現する人もいる」
引用:p20
『美学・芸術学研究』
著者:青山昌文
――引用ブログ――

引用:p102-p103
撮影:『美学・芸術学研究』 著者:青山昌文
で…
今まで…よくわからなかった
音楽のミーメーシス👇
――ボエティウスの音楽論――
ボエティウスは
ムシカ(音楽)を次の三つに分けている
⑴ムシカ・ムンダーナ(musica mundana)
(宇宙の音楽)
⑵ムシカ・フマーナ(musica humana)
(人間の音楽)
人間の作り出す音楽という意味ではない。
『魂の調和』であり、
宇宙の音楽と同様に、
人間の耳で聴くことの出来ない音楽である。
⑶ムシカ・インストゥルメンタリス(musica instrumentalis)
(器官の音楽)
楽器とか人間の声帯という器官で生み出す音楽である。
これが今日の我々の意味での音楽に当たる。(中略)
このヒエラルキーの頂点に位置づけられているのが
⑴の宇宙の音楽であり、
⑵と⑶はその模倣である。
引用:p103
『美学・芸術学研究』
著者:青山昌文
人間の耳で聴くことができる「音」
今日
我々が「音楽」と呼んでいるモノ
ソレは…
⑴の宇宙の音楽の…模倣
すなわち
ミーメーシス
我々フツーの人間が
聴くことの出来ない「音」を
聴くことがデキル「音」に表現するのが
音楽芸術
ってコトなんじゃ…ないかな

。。。。。
2023年日比谷野外音楽堂LIVE
03「もしも願いが叶うなら」
「野音」会場では…
ベースとドラムは
しっかり聴こえるのに
エレキギターとキーボードの音が
聴こえないヨーナ気がした…😔…
だから
ソノヘンのバランスが
私の席の「位置」では
良くなかった
~のかもしれない


日比谷野外音楽堂 スクショ:公式HP
★のりちゃんの席
で…
2023年「野音」LIVEを
「配信」で鑑賞して…
スゴイ曲だ😲💦…と気づいたんだ
「配信」があって
ヨカッタ💘
「配信」だと…
宮本さんの歌声が
前面に聴こえたから~🎤~
伴奏は聞こえなくても
曲のスゴサは
わかった
その…宮本さんの「声」がね…
すごいんだ😲
ア~~~~~~~ってトコ
ファルセットっていうのかな

高音の~~
透き通った~~
~~

裏声

「声」というか―――

さえずり~~というか

奏でる~~というか

モーーー





ナンテ表現したらいいか

わからない😢
とにかく…
コレが…
人の『声』❓
そんなかんじがした
空の上~~のほうから
とどいてくるよ~~な
降り注いでくるよ~な
音色

ソーーーー思ったトキ💨💨💨
あ゛~~~
~
~
~




コレが💘
音楽の
ミーメーシス❔
そう―――思ったんだ
普段は…
私たちが…聴くことのデキナイ~音色~🎵~
ソレを…
人間の声帯という器官で生み出す音楽
として
宮本さんが
私たちに…聞こえるように
届けてくれてるんじゃないか~

そ―――思った💡
宮本さんって…
ひょっとしたら…
人の耳に聴こえる…心地よい『音』は…
全部❕出せるんじゃないか――😁――な❓
そんな気さえ…してきた(笑)
この曲…
03「もしも願いが叶うなら」
アビーロード・スタジオLIVEのように
音響の良い場所でのLIVEを…
聴いてみたい

そう―――思った

セトリ-2023.10.8 日比谷野外音楽堂
作詞・作曲 宮本浩次
演者 エレファントカシマシ
第一部
01「地元のダンナ」
02「いつものとおり」
03「もしも願いが叶うなら」
04「季節はずれの男」
05「赤き空よ!」
06「デーデ」
07「珍奇男」
08「穴があったら入いりたい」
09「四月の風」
第二部
10「さらば青春」
11「甘き絶望」
12「武蔵野」
13「Baby自転車」
14「流れ星のやうな人生」
15「悲しみの果て」
16「はじまりは今」
17「星くずのジパング」
18「パワー・イン・ザ・ワールド」
19「No more cry」
第三部
20「シグナル」
21「友達がいるのさ」
22「RAINBOW」
23「so many people」
24「yes I do」
25「ズレてる方がいい」
26「俺たちの明日」
27「ファイティングマン」
アンコール
28「星の降るような夜に」
29「今宵の月のように」
30「花男」
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