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まるで『瓶(カメ)』売場のような弥生土器:吉野ケ里⑦



まるで~

『瓶(かめ)』売場のようですが~(笑)

弥生土器です



売り物では
ありません😅


0-P5304005.jpg
撮影:2022年5月30日



撮影場所は…


佐賀県
吉野ケ里遺跡の展示室


1-展示室-パンフ (地図)-2
吉野ケ里遺跡公園の地図



ちなみに
吉野ケ里遺跡公園の広さは…



吉野ケ里歴史公園117ヘクタール

皇居115ヘクタール(東京ドーム約25個分)



吉野ケ里遺跡公園のほうが
東京千代田区の皇居より広い




1-展示室-パンフ (2)-2



デカい弥生土器が
並んでいたのは…🏺🏺🏺🏺



南内郭のそばの


👈展示室



1-P5303998-2.jpg
撮影:2022年5月30日


展示室は…

南内郭の入口にある…『櫓』のそばにある



展示室の中に入ると…👀…

所せまし~と

デカイ瓶が並んでいた😲



1-P5304002-1.jpg
撮影:2022年5月30日


弥生時代の土器です



1-P5304002-2.jpg
撮影:2022年5月30日



弥生時代…とは

 縄文時代の末に朝鮮半島から水田耕作が北部九州に伝わり、紀元前数世紀には西日本で水稲耕作を基礎とする社会が成立し、ついで東北地方にまで農耕が広まった。大陸で紀元前三世紀に秦・漢という強力な統一国家が生まれた影響もあって、鉄器・青銅器など金属器の使用が伝えられ、農耕を基盤とした弥生時代社会が展開した。紀元前数世紀から紀元三世紀までの弥生時代は、前期・中期・後期に区分される。弥生時代には、農耕による富の蓄積とともに共同体に階層差が生まれ、祭祀を主宰する支配者が生まれるとともに、共同体間の戦争も展開するようになった。縄文土器に代わり、より薄く堅く、文様なしで赤色の弥生土器が使用された。

『日本古代中世史』p28

発行:2011年3月20日 第1刷
2013年10月20日 第3刷
編著者:五味文彦・佐藤信
発行所:放送大学教育振興会




1-P5304005.jpg
撮影:2022年5月30日


弥生時代…


2千年前の土器とはいえ~


こんなにアルと…😅



1-P5304005-2.jpg
撮影:2022年5月30日


驚いたのは…

ちゃんと…ホンモノで修復されているってこと


1-P5304005-3.jpg
撮影:2022年5月30日


割れ目が…

キチンと
合ってる😲


1-P5304010.jpg
撮影:2022年5月30日



見てっ👀❕


下の方まで
ピタリっ合っている






1-P5304004.jpg
撮影:2022年5月30日


発掘された土器って

👆コンナノを想像してた


1-P5304004-3.jpg
撮影:2022年5月30日


ホンモノは
少しだけ

あとは
レプリカで修復




ところがっ😲


ココにある
弥生土器は…


1-P5304012.jpg
撮影:2022年5月30日


修復部分が

白い…とわかりやすい


1-P5304012-2.jpg
撮影:2022年5月30日



ホンモノのほうが多い…😲



トイウカ

ほとんど…ホンモノ😲



。。。。。




この土器が
何モノかというと…


甕棺=甕形の素焼きの土器を使った棺(ひつぎ)



1-発掘調査-プリント (3)
発掘調査現場でもらったプリントより引用



1-発掘調査-プリント (3)-2
発掘調査現場でもらったプリントより引用



こんなふーに
キチンと埋葬されていたから

中の『モノ』も保存状態がよかったのね~



甕棺が…

その場でつぶれている状態で発掘されるから

ほとんどの部分が
そのへんでみつかるって言われた




ラッキーな場所だったんだねーー吉野ケ里はーー


工事されたり~
流されたり~
移動しなかった…ってこと



1-発掘調査-プリント (2)
発掘調査現場でもらったプリントより引用



2千年前のコトが…

ココマデワカルって


スゴイよねーー



2-P5304009.jpg
展示室の説明 撮影:2022年5月30日



展示室の展示はコチラ👇

2-P5304007.jpg
撮影:2022年5月30日


展示室のホンモノ


甕棺は…本物で

お骨は…レプリカ



2-P5304007-2.jpg
撮影:2022年5月30日




1-展示室-パンフ (1)
展示室のパンフレットより引用



予想以上の
出土品だったので~

思わず

受付の男性に言いました




この甕棺…

ほとんどっホンモノなんですねーー😲





すると…

見学者は
私ひとりだったので

いろいろ説明をしてくださいました



ラッキーでしたねーー




。。。。。




自分では
知識不足で見逃していたのですが…


1-P5304005-2.jpg
撮影:2022年5月30日


弥生土器の甕棺



3-P5304009-1.jpg
撮影:2022年5月30日


この土器の…薄さ…


3-P5304009-3.jpg
撮影:2022年5月30日


専門家から見ても…

ものすご~~く

薄い~ようです


3-P5304011-1.jpg
撮影:2022年5月30日


たしかに…

陶芸とか粘土って

薄く作るの…ムズガシイ



薄くすると…

グチャっと壊れてしまう



だから…

壊れない程度に
破けない程度に

厚くする



3-P5304011-2.jpg
撮影:2022年5月30日


土は…そのへんの『土』ですって

特殊な『土』を使っているワケじゃない



3-P5304012.jpg
撮影:2022年5月30日




出土した弥生土器と同じモノを作ってほしい

陶芸家に依頼したそうです



現代の技術じゃ作れないって言われたって




小さいのならドーニカなるけど
こんなに大きいのはムリだって




陶芸の本場の…佐賀での話だよ❕😲



有田焼~だの
伊万里~だの
唐津焼~だの


陶芸の本場で

そう言われたって聞いて…驚いた



ナンナンダロー



古代人の
能力って😲






1-佐賀-焼き物
「虹色佐賀」パンフレットより引用


ブログを書きながら…


陶芸の本場の佐賀で

全然『焼き物』を見てこなかったコトに

気づいた😢



伊万里~とか
唐津焼とか

見たかったな~😢


武雄焼きもステキね~~




また…行かなくっちゃ…佐賀(笑)





⋯⋯参考資料⋯⋯


『日本古代中世史』

発行:2011年3月20日 第1刷
2013年10月20日 第3刷
編著者:五味文彦・佐藤信
発行所:放送大学教育振興会




第2章 列島の原始から倭国へ

1 旧石器時代から縄文時代へ

 人類は、約四百万年前の第三紀の末に誕生四し、第四紀に類人から原人、旧人、新人へと進化した。

(中略)

 金属器時代以前の石器時代は、打製石器を用いた更新世の旧石器時代と、磨製石器や土器を用いる完新世の新石器時代とに区分される。

(中略)

 約1万年前に気候が温暖化すると、海面上昇により日本列島が形成され、動植物相が変化して縄文時代(約1万2千年前~約2千数百年まえ)が始まる。縄文文化では、中・小型獣の狩猟用の弓矢や食料煮炊き用の土器が使用され、磨製石器が出現した。

(中略)

 数名の一世帯が竪穴住居に住み、数世帯で住居を営んだ。集落は台地上に立地し、中央の広場を竪穴住居群が円形に取り囲み、水場、墓地、貯蔵穴やゴミ捨て場が付属した。集会所、作業場と推測される大規模な竪穴住居が存在することもあり、その姿は、三内丸山遺跡(青森市)などに見られる。


2 弥生時代と「邪馬台国」

 縄文時代の末に朝鮮半島から水田耕作が北部九州に伝わり、紀元前数世紀には西日本で水稲耕作を基礎とする社会が成立し、ついで東北地方にまで農耕が広まった。大陸で紀元前三世紀に秦・漢という強力な統一国家が生まれた影響もあって、鉄器・青銅器など金属器の使用が伝えられ、農耕を基盤とした弥生時代社会が展開した。紀元前数世紀から紀元三世紀までの弥生時代は、前期・中期・後期に区分される。弥生時代には、農耕による富の蓄積とともに共同体に階層差が生まれ、祭祀を主宰する支配者が生まれるとともに、共同体間の戦争も展開するようになった。縄文土器に代わり、より薄く堅く、文様なしで赤色の弥生土器が使用された。

(中略)

 弥生時代には、竪穴住居数棟~数十棟からなる定住的な集落が営まれ、農耕獲物を納める高床倉庫も建てられた。戦いに備えて、濠に囲まれた環濠集落や山上に立地する高地性集落も出現した。集落近くには共同墓地が営まれ、甕棺や石棺・木棺による埋葬が行われたが、次第に有力な副葬品を持つ埋葬が生まれ、首長のための墓として墳丘墓(方形周溝墓)が発達していった。



 

弥生時代は…紀元前数世紀~紀元3世紀まで

ってことねーー🤔ーー





=つづく=








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