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夏目漱石の『三四郎』の「ふたりっきりで話した池の場所」はどこ❓:「宇太郎」文学散歩㊼


夏目漱石が書いた小説
『三四郎』には

東京大学にある「池」が
何度も出てくる



で…

その「池」が
「三四郎池」と呼ばれるようになる



0-P5223319.jpg
三四郎池 撮影:2022年5月22日




『三四郎』の主人公が…
三四郎

そして
三四郎のあこがれの女性が…
美禰子



三四郎が美禰子をハジメテ見たのが

三四郎がハジメテ「池」に行ったトキ




そのトキは
お互いにーー

名前も
どこの誰かも
知らなかったし~


その後
また会う~とか
話をするような関係になる~とは


お互いにーー

思いもよらなかったハズ



ところが
共通の知り合いを通じて


ふたりは
何度も会い


三四郎は
美禰子に

どんどん
惹かれていく~~トイウカ

気になって仕方のない~存在になる



そして
ふたりっきりになる場面も

何度もある



その…ふたりっきりになる場面…の中で

「池」のほとりで
ふたりっきりになる場面がある





そのときの

情景はこんなかんじ👇




 三四郎が聞いて見ると、よし子が病院の看護婦の所へ、序だから、ちょっと礼に行ってくるんだと云う。美禰子はこの夏自分親戚入院していた時近付になった看護婦を訪ねれば訪ねるのだが、これは必要でも何でもないのだそうだ。
 よし子は、素直に気の軽い女だから、仕舞に、すぐ帰って来ますと云い捨てて、早足に一人丘下りて行った。止めるほどの必要もなし、一所に行くほどの事件でもないので、二人は自然後に遺る訳になった。二人の消極な態度からいえば、遺るというより、遺されたかたちにもなる。

『三四郎』引用p151~p152

著者:夏目漱石

発行所:講談社(講談社文庫)





二人の消極な態度からいえば、遺るというより、遺されたかたちにもなる。



ふたりっきりになる…といっても


積極的に


例えば~

三四郎が仕組んで


ふたりっきりになった…ノデハナク



 遺るというより、遺されたかたちというかんじの



消極的な…ふたりっきり…なのである





この…ふたりっきりの場所は…どこか❓




「池」は広い


「池」のドノヘンの場所か…❔




 三四郎はまた石に腰を掛けた。女は立っている。秋の日は鏡のように濁った池の上に落ちた。中に小さな島がある。島にはただ二本の樹が生えている。青いと薄い紅葉が具合よく枝を交し合って、箱庭の趣がある。島を越して向こう側の突き当りが蓊欝とどす黒く光っている。 

 

『三四郎』引用p152

著者:夏目漱石

発行所:講談社(講談社文庫)





三四郎はまた石に腰を掛けた




「池」の…ふたりっきりの場所は…


腰掛けることができる…ベンチがある場所だと思った




1-P5223319.jpg

三四郎池 撮影:2022年5月22日


実は

ココにベンチがある





私は最初…


「池」の場面で

ふたりっきりになったのは


『コノアタリ』ダロー


と想像していた




1-P5223329-2.jpg

三四郎池 撮影:2022年5月22日


『コノアタリ』の…ベンチがある場所



1-P5223386.jpg
三四郎池 ベンチA 撮影:2022年5月22日


『コノアタリ』のベンチA



私は最初…


「池」の場面で

ふたりっきりになったのは



この…ベンチA


そう…考えた





ふたりっきりの…ふたりの間に


こんな会話がある





「あすこですね。あなたがあの看護婦と一所に団扇を持って立っていたのは」

二人のいる所は高く池の中に突き出している。この丘とはまるで縁のない小山が一段低く、右側を走っている。大きな松と御殿の一角と、運動会の幕の一部と、なだらかな芝生が見える。

「熱い日でしたね。病院があんまり暑いものだから、とうとう堪え切れないで出て来たの。――あなたはまた何であんな所に跼がんで入らしったんです」

『三四郎』引用p152~p153

著者:夏目漱石

発行所:講談社(講談社文庫)





 「あすこですね。あなたがあの看護婦と一所に団扇を持って立っていたのは」


こう~あるから



ハジメテ美禰子を見た場所

ふたりっきりになった場所


近い場所だ…と思った







私は…


三四郎が

ハジメテ美禰子を見た場所は



アノヘン👇だと…思っていた




2-P5223378-2.jpg

イメージ写真



あんな所に跼がんで入らしった


こう~美禰子が言うように



三四郎は

池のそばにしゃがんでいた




2-P5223381-2.jpg

イメージ写真




「あすこですね。あなたがあの看護婦と一所に団扇を持って立っていたのは」





美禰子が立っていた場所は…




アノヘン👆ではないか❓




そう~私は思っていた






しかしーーー🤔ーーー



何度も三四郎池を訪れているうちに



コノヘン👇かもしれない


とも~思うようになった




0-P5223310.jpg

三四郎池 ベンチB  撮影:2022年5月22日


この…ベンチB


ベンチA…の対岸にある




1-P5223306.jpg

三四郎池 ベンチB 撮影:2022年5月22日


池の周囲を周る道沿いにある…ベンチなので

時々…人が通る



1-P5223306-2.jpg

三四郎池 ベンチB 撮影:2022年5月22日



ところがっ



野田宇太郎の『新東京文学散歩』を読むとーーー😲



b-見晴台1-1-池

引用:『新東京文学散歩』野田宇太郎


「三四郎」「三四郎」引用部分





『新東京文学散歩』読んで

ショックだった




自分の読解力の無さに

自己嫌悪…だった




与次郎の

ことばが


与次郎が三四郎に言った


「馬鹿々々」


自分に言われているような気がした





 或日佐々木与次郎に逢ってその話をすると、与次郎は四十時間と聞いて、眼を丸くして、「馬鹿々々」と云ったが、「下宿屋のまずい飯を一日に十返食ったら物足りるようになるか考えて見ろ」といきなり警句でもって三四郎を打しつけた。三四郎はすぐさま恐れ入って、「どうしたら善かろう」と相談をかけた。
「電車に乗るがいい」と与次郎が云った。


『三四郎』引用p41~p42

著者:夏目漱石

発行所:講談社(講談社文庫)






=つづく=






――2022年…再開した野田宇太郎・後追い「文学散歩」――



――2021年の…野田宇太郎・後追い「文学散歩」――




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