「昭和」の宇太郎と同じように「令和」も安田講堂の『時計台』が見えた:「宇太郎」文学散歩㊺
- 2022/05/18
- 00:05
野田宇太郎が
三四郎池を眺めた
見晴台は…
こんな場所にあった
撮影:2022年5月8日
撮影:2022年5月8日
見晴台の前は険しい断崖である。
下の方に池が
古さびた水を湛えて冬の光りに鈍く光りながら拡がっている。
引用:『新東京文学散歩』野田宇太郎
撮影:2022年5月8日
ここは昔四方四仏を安置したところらしく、
①その石の土台がベンチのような形で残っている
撮影:2022年5月8日
②横に二尺四方位の真四角な古い石があり、
撮影:2022年5月8日
②横に二尺四方位の真四角な古い石があり、
撮影:2022年5月8日
②横に二尺四方位の真四角な古い石があり、
その表に碑文が刻まれている。
撮影:2022年5月3日
③見晴台の前は険しい断崖である。
撮影:2022年5月3日
③見晴台の前は険しい断崖である。
④下の方に池が古さびた水を湛えて冬の光りに鈍く光りながら拡がっている
撮影:2022年5月3日
④下の方に池が
撮影:2022年5月3日
④下の方に池が
撮影:2022年5月3日
④下の方に池が
古さびた水を湛えて冬の光りに鈍く光りながら
拡がっている
撮影:2022年5月3日
⑤その樹立の上に、
安田講堂の赤黒い煉瓦の時計台がぬっと聳えている
撮影:2022年5月3日
⑤その樹立の上に、安田講堂の赤黒い煉瓦の
時計台がぬっと聳えている
時計台が…
今でも…見えるとは思わなかった😲
安田講堂の時計台
撮影:2022年5月3日
⑤安田講堂の赤黒い煉瓦の時計台がぬっと聳えている
時計台が…
宇太郎のトキと同じように…
今でも…三四郎池から見える…とは思わなかった😲
撮影:2022年5月3日
⑤安田講堂の赤黒い煉瓦の時計台がぬっと聳えている
はじめて三四郎池に来た2017年…
三四郎池のほとりで…
お孫さんの魚とり~
~につきあっている

初老の男性に会った
水中生物には目がない…私は
思わず
獲物の入っている…バケツを覗き込んでしまった

ザリガニですよ🦐
初老の男性は言った
ザリガニもいるんですか~
三四郎池
こんなに大きいとは
思いませんでした
スゴイですね~
山の中みたい
昔は…木がもう少し小さくて……
今は木が大きく育ってしまって……
枝や葉が茂ったから
見晴らしが悪くなりましたよ
私たちが学生の頃は
もっと向こうが見えていた
漱石の「三四郎」の頃は
もっとよく見渡せたと思いますよ~
私の目的が…『三四郎』の文学散歩…だと思ったのか~
そんな話をしてくださった
撮影:2022年5月3日
⑤安田講堂の赤黒い煉瓦の時計台がぬっと聳えている
三四郎池の森は…
昔と比べて
木が生い茂っている…
だから…
三四郎池からは
宇太郎が見た風景は
見られないと思っていた
これまでも…
三四郎池のほとりから
時計台が見えないか❓
何度か~試して見た
でも…三四郎池の森に隠れて
安田講堂は見えなかった
見晴台の前は険しい断崖である。
下の方に池が古さびた水を湛えて冬の光りに鈍く光りながら拡がっている
池の向うは岸辺まで黒々とした常緑の樹立がなだれ落ちている感じである。
その樹立の上に、安田講堂の赤黒い煉瓦の時計台がぬっと聳えている。
山鳩がばたばと右から左へ、池を渡ってすぎた。
何だか此処だけに幸福があると云う暗示のようでもある。
引用:『新東京文学散歩』野田宇太郎
何だか此処だけに幸福がある
「令和」の今も「昭和」の宇太郎が感じた『幸福』が…
あるような気がした
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