ビクビクしながら東京大学の「三四郎池」=右岸を歩いた:「宇太郎」文学散歩㊳
- 2022/04/27
- 00:10

三四郎が
はじめて三四郎池に行って
里見美禰子と遭遇した…場面ーー
三四郎が見た女性二人は…
患者と看護婦だったワケです
病人が看護婦と…お散歩をするような…池だからーーー
コンクリートで造られた池で
噴水とか~アルよーな
人工的な
歩きやすい造りの
子供が遊ぶ公園にアルよーな…池を
田舎の高校生は…
想像したワケです
ふと目を上げると、左手の丘の上に女が二人立っている。女のすぐ下が池で、向う側が高い崖の木立で、その後が派手な赤煉瓦のゴシック風の建築である。そうして落ちかかった日が、すべての向うから横に光を透してくる。女はこの夕日に向いて立っていた。三四郎のしゃがんでいる低い陰から見ると岡の上は大変明るい。女の一人はまぼしいと見えて、団扇を額の所に翳している。顔はよく分らない。けれども着物の色、帯の色は鮮やかに分った。白い足袋の色も眼についた。鼻緒の色はとにかく草履を穿いている事も分った。もう一人は真白である。これは団扇も何も持って居ない。ただ額に少し皺を寄せて、対岸から生い被さりそうに、高く池の面に枝を伸した古木の奥を眺めていた。団扇を持った女は少し前へ出ている。白い方は一足土堤の縁から退がっている。三四郎が見ると、二人の姿が筋違に見える。
この時三四郎の受けた感じはただきれいな色彩だと云う事であった。けれども田舎者だから、この色彩がどういう風に奇麗なのだか、口にも云えず、筆にも書けない。ただ白いほうが看護婦だと思ったばかりである。
『三四郎』引用p29p30
著者:夏目漱石
発行所:講談社(講談社文庫)
三四郎が
はじめて三四郎池に行き
里見美禰子と遭遇した場面

















撮影:2022年4月16日
振り返って見ると――👀――
もし~引き返すとしたら
コンナ道👆
撮影:2022年4月16日
撮影:2022年4月23日
ちなみに…
一週間後は
花が咲いてたっ😍
同じ場所…
撮影:2022年4月16日
この…飛び石を
歩きます
撮影:2022年4月16日
三四郎池の滝
撮影:2022年4月23日
三四郎池の滝
撮影:2022年4月16日
ナントカ…渡り終えて
撮影=📷=
撮影:2022年4月16日
撮影:2022年4月16日
ココまで来れば
大丈夫😊
撮影:2022年4月16日
三四郎池の中では…
小さめの
円形の部分です
撮影:2022年4月16日
👆ココにも
上に登る道がありました
たぶん~🤔~
ココを上がると
安田講堂の近くに出ると思う
撮影:2022年4月16日
👆ココにも
ベンチがあります
撮影:2022年4月16日
ココでも
『三四郎』
読書しました😁
撮影:2022年4月16日
ベンチからの眺め
撮影:2022年4月23日
一週間後の
ベンチからの眺め
撮影:2022年4月16日
向こう岸の~ベンチが見えます
撮影:2022年4月16日
向こう岸のベンチ…
撮影:2022年4月23日
三四郎池…一周しました\(~o~)/
スタート地点の…説明板…が見えてきました
撮影:2022年4月23日
三四郎池の説明板⇩
三四郎池の説明板
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