芸術家ミケランジェロと似てる?幸田露伴『五重塔』の大工:「宇太郎」文学散歩㉒
- 2021/12/17
- 00:05
幸田露伴『五重塔』のモデルとなった
谷中墓地『五重塔』を訪れると…
幸田露伴の『五重塔』を
読みたくなりました
私は…
幸田露伴の『五重塔』を
読み進めながら…
システィーナ礼拝堂の壁画を描いた…🖊……
ミケランジェロを思い出しました
大塚美術館のシスティーナ礼拝堂(ヴァチカン)の壁画 ミケランジェロ作
撮影:2018年12月30日
――大塚国際美術館――
徳島県鳴門市にある陶板複製画の美術館
1998年大塚製薬グループが創業75周年事業として開館
オリジナルと同じ大きさに複製した芸術作品(西洋名画など)が展示してある
2018年の大晦日
紅白歌合戦で
米津玄師さんが歌った場所です
歌の中継の準備のため…
この年…大晦日の美術館は…休館でした
。。。。。
幸田露伴の『五重塔』の主人公は…大工の十兵衛
大工の腕は確かだけど~
のろまな性格から「のっそり(十兵衛)」とあだ名をつけられるような人物で
ケッコー仲間からはバカにされていました
そんな十兵衛が…
火事で焼失した『五重塔』の再建話を聞きつけ
どうしても自分の腕で建てたいっ

一途に思いこみ~
ミニチュアまで作ってしまうのです
全然お金にはならない作業(ミニチュア作り)を
自分がデキル仕事ではナイ塔の❓模型作りを
家で…コツコツやっていたワケです
もともと
五重塔再建の仕事は…
大工の親方が請け負っていた仕事なのです
それなのに❕
自分が建てたい

和尚さんに直談判に行くワケです
ちょっと…
KYですよねーーー
K=空気
Y=読めない
「空気が読めない」という意味
十兵衛の奥さんは
ソンナ~十兵衛の行動に
ヒヤヒヤしているワケです
十兵衛は大工の腕・才能&能力はあるけど
世渡りがヘタ…な人物…として描かれています
本来なら
人間カンケーを考えて…
親方に遠慮するトコロ…
そういう配慮はデキナイ人…なワケです
自分の気持ちに
ものすごく❕正直な人❕❕なのです
五重塔のお寺の和尚さんは…
2人(親方と十兵衛)を呼んで
説経を聴かせます
和尚さんは…
2人で話し合いをさせよう…と思ったのです
家に帰って…
ふたりは
それぞれ
悩みます
悩んだあげく…
親方は…
「大人」の解決方法…を思いつき…
わざわざ
十兵衛の家に
自らが訪ね~
~

2人で建てよう
そう…提案するのです
ところが❕
十兵衛は…
...いやだ...😢
そう......言うのです...
ピュア
ですねーーー

自分の気持ちに
ウソがつけない…人なのです
十兵衛は…
名誉『欲』とか~
金銭『欲』とか~
ソンナ『モノ』で五重塔を建てたいのではなく~
立派な塔を建てたい❕
そういう思いダケだったのです
だから
十兵衛にとって
五重塔の建設は…
他人に忖度したり
妥協したりしないで
自分の思い通りの~


を建てたい🔨
だから
2人ではデキナイ作業だったのです
私…コノアタリで…
システィーナ礼拝堂をひとりで描き上げた
ミケランジェロを思い出しました
大塚美術館のシスティーナ礼拝堂(ヴァチカン)の壁画 ミケランジェロ作
撮影:2018年12月30日
ミケランジェロも
壁画へのコダワリが強くて…
作品に妥協しなかった
最初は…
手伝ってくれる職人仲間もいたようです
でも…
仲間は
ミケランジェロのコダワリについていけず…
だんだん…みんな
離れてしまい…
最後は…
ミケランジェロひとりで
壁画を描きあげたようです
大塚美術館のシスティーナ礼拝堂(ヴァチカン)の壁画 ミケランジェロ作
撮影:2018年12月30日
ひとりで
完璧な作品を制作するために…
不自然な姿勢で描き続けた…🖌…ミケランジェロ
壁画ができあがったときは
腰が曲がってしまって…ちゃんと歩けなかったそうです
壁画ですから…
上を向いて…眺めて
見るダケ=👀=でも疲れます😅
ソレを…描くって🖌__
ものすごく❕タイヘンな❕❕
命をかけた
制作
だったと思います


。。。。。
この~大塚美術館のシスティーナ礼拝堂は…
この年=2018年の紅白歌合戦で
米津玄師さんが歌った場所です
大量のローソクを点けるため
大晦日の美術館は…休館
ローソクは🕯🕯🕯🕯🕯🕯🕯🕯
米津さんの愛するおじい様への
鎮魂の…懐い…
見学予定だった美術館が閉館で
仕方なく…私は…
大晦日も
美術館のそばの~鳴門のホテルに宿泊しました
1日では見られない…広大な美術館デス
鳴門のホテルで🏨
いつもは見ない…紅白歌合戦を見ていると=📺=👀
(ウチにはテレビが無い…)
数時間前🕘…昼間見た…鳴門大橋…が映しだされ=📺=😲
昨日見た…大塚美術館のシスティーナ礼拝堂…が映しだされ=📺=😲
かなり思い出深い…大晦日
となりました(笑)

――ブログ――
…また…ブログ脱線してます😅…
=つづく=
――野田宇太郎の後追い「文学散歩」――
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