幸田露伴『五重塔』を読んでから訪れた『五重塔』は今までとは違う?:「宇太郎」文学散歩㉑
- 2021/12/16
- 00:05
「与那国-ダイビングの旅」に
ブログ~☁ワープ☁~してしまい~(笑)
「東京・文学散歩」は中断していました
「東京・文学散歩」に戻ってきたとき
それまでは
分けて歩いた~「宇太郎」文学散歩~を
ある程度
一気に歩いてみました
野田宇太郎のように❓…
上野花園町の鷗外荘をスタートして
精養軒
動物園
国立博物館
図書館
寛永寺前
旧音楽学校の東京芸術大学裏
桜木町
谷中道
そして…
幸田露伴の『五重塔』…跡に行きました
在りし日の五重塔の写真 撮影:2016年10月10日
幸田露伴の『五重塔』のあとで…
森鷗外の晩年の住居・観潮楼跡
夏目漱石の猫の家
へと歩いて~
~

東大前駅から
__🚋🚋🚋🚋__で帰りました
軟弱な私にしては
ずいぶん頑張った1日でしたっ😁
再スタートした日の「東京・文学散歩」コース
黄色➜
中断していたブログを…再スタートしたトキは…
今までの「続き」=団子坂の「森鷗外記念館・観潮楼跡」
を出発するトコロから
再スタート・記事を
書くつもりでした
でも…
歩きながら~
~

今までと…チガウ

自分の気持ちがチガウ❔…ことに
気づきました
今までは
読んでいなかった
幸田露伴の『五重塔』📖
今回は
読んでいるのです📖
読み終わっている📕のです
同じ…五重塔・跡…なのですが…
モチロン…
同じように五重塔は無いのですが…
見える…景色が…チガウのです
。。。。。
幸田露伴『五重塔』の跡…
もう~何度も訪れています😁
最初に訪れたのは…
2016年10月
撮影:2016年10月10日
もう…この写真はありません
すでに…新しい写真と取り換えられていますが…
ソノ…新しい写真も破れていました
今回2021年…ブログを書きながら
昔の写真を取り出してみて…
コノトキ=2016年
撮影しておいて~よかったぁ~📷
そう~思ったのでした
――2016年のブログ――
谷中墓地 五重塔跡 撮影:2021年12月11日
今年=2021年の撮影です📷
五重塔跡の説明
1772年の大火で消失
1791年に再建
幸田露伴の『五重塔』は…
実話=火事で焼失した五重塔の「1791年の再建」…が
モデルとして描かれている小説です
しかし…その後…
1957年=昭和32年
放火
により

消失しました
谷中墓地 五重塔跡 撮影:2021年12月11日
ココにあった五重塔は…
1957年
放火により
消失して…

再建されていないので…
礎石が残っているダケです
でも…
『五重塔』を読む前と
読んだあとでは…
礎石が残っているダケの地…でも
チガウんですねーーー
まるで…演劇ミタイです
。。。。。
私は・・・
青山教授の講義を思い出しました
『美学・芸術学研究』
著者:青山昌文
発行:2013年3月20日 第1刷
発行所:放送大学教育振興会
撮影:『美学・芸術学研究』 著者:青山昌文 p102より引用
『美学・芸術学研究』の第6章に
「場共生芸術」
――音楽・演劇――
というのがあって・・・
上演芸術は・・・
毎回毎回、作り上げてゆく芸術
「作り手」のみならず、聴衆や観客という「受け手」をも含む多くの人々が、
場を共有して、その具体的な、或る場において、或る一時を、共生することによって、
作り上げてゆく芸術
ココでは五重塔(五重塔・跡)が…「作り手」
のりちゃんが…聴衆や観客という「受け手」
両者で
作り上げてゆく芸術
というコトです😁
撮影:『美学・芸術学研究』 著者:青山昌文 p114~p115より引用
この『美学・芸術学研究』の第6章に
≪木六駄≫という『狂言』… のお話が出てきます
太郎冠者が
大雪の中
12頭の牛に荷物を載せて山道を行く…
降りしきる大雪の中で
牛が言うことを聞かない… 勝手に動きまわる
その時の太郎冠者の奮闘ぶりを演じる…
… という場面があって…
能楽堂… ですから
舞台の装置は… 簡素なつくりです
トーゼン… 牛もいないワケです
それなのに
青山先生は…
現実には舞台に全く登場していない牛を、まざまざと本当に舞台上に見たのです
こう言い…
実際には舞台にいないはずの牛が見えた… という
六世野村万蔵の演技だから、見えた… という
これが、舞台芸術の醍醐味です
・・・と言うのです
㊟太郎冠者=狂言では召使の筆頭
能楽堂で…牛🐄が見えるんだから~
五重塔・跡=五重塔の礎石
から
五重塔が見える…

コチラのほうが
見える👀
可能性が高い❕❓
私は~そう~思うのです😁
――『美学・芸術学研究』の関連ブログ――
実は…
私は…
タイヘンな勘違いをしていて…

この時の…昭和の放火
は…

幸田露伴の小説『五重塔』に触発されての
放火
だと思っていた...

つまり…
幸田露伴の小説『五重塔』は…
放火による消失で…物語は終わる…と思っていたのです
(㊟今回はネタバレしません。次回アタリ❓ネタバレします😁)
引用:『五重塔』幸田露伴
幸田露伴作『五重塔』は…
第1話が
たった2文で書かれている…という😅
……其一……
たった…2文なんですよねーーー
▢1文目
▢2文目
現代人には
ケッコー読みにくい…文章…文です
たしかに…
名文・美文では
あるのですが…
(音読するとイイらしい)
2016年の時も…
チラリ読みハジメタのですが…📖
すぐに💨挫折しました😅
今回…2021年
今度こそ📖
そう思って
読み始めましたが…
やはり…くじけそーー
になりました
もーー
いいやっ


読まなくても
ブログは書けるっ😁
そう思いつつ…
ナニゲに読んでいると…📖…
途中から

トツゼン💨
おもしろくなったのですっ😍
ソコからは
一気に💨💨読み終わりましたねーーー
今まで思っていたストーリーとは
全然違っていて…
なんだか~
芸術家のお話
妥協しない芸術へのコダワリを感じる
ソンナ…物語でした
だから…
青山教授の
『美学・芸術学研究』の講義を思い出したのでしょう...🤔
=つづく=
――野田宇太郎の後追い「文学散歩」――
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