『森鷗外』の歌=2021バースデーライブ⑬(脱線話)
- 2021/07/05
- 00:30
今年=2021年のバースデー・コンサートが
キッカケで聴くことになった
Disc2
思えば…
そもそも…
この~ベスト・アルバムを買う
キッカケは
2020年のバースデー・コンサートだった…(笑)
撮影:『ELEPHANT KASHIMASHI ベスト盤』(2017年発売)
撮影:『ELEPHANT KASHIMASHI ベスト盤』
Disc1とDisc 2の収録曲
このアルバムは~2枚組で~
昨年…2020年のバースデーDVDで視聴した
「悲しみの果て」に惚れこんで
買ったアルバム・ベスト盤だった…
ところが・・・
CD1枚 Disc1だけ聴いて・・・
イマイチ…声が…好きじゃなくて😢
Disc 2はそのまま・・・
2021年1月に買って
半年以上経つというのに~
いまだに…聴いていなかった…という…😅
で・・・
今年…2021年のバースデー・コンサート(6月12日)が
キッカケで
今まで聴かなかった
Disc 2
を聴くことになったのだから~
なかなか
バースデー・コンサートって
威力がアル(笑)
2020年バースデー・コンサートDVDのインタビューの中で
今回の選曲の基準にしたこと
として~宮本さん本人のことば~がアル
まず「宮本、独歩。」に入った曲を全曲入れる…のと
あとは自然に
「悲しみの果て」とか~
みんなが知ってる曲を
もしかして偶然見た人が
「悲しみの果て」やってる~とか
いろんな人に歌聴いてもらえるといいな~と
ハジメテ
2020年のDVDを視聴した時は~
まだ
アルバム『宮本、独歩。』を買う前だったから~
どの曲が
ソロの歌で~
どの曲が
バンド時代の歌か~
知らなくて~
ソロアルバム『宮本、独歩。』に
「悲しみの果て」
が入っていなかったから
アルバム・ベスト盤を買った…という経緯がある
宮本さんの商・戦略?に
まんまと
乗っかってしまった…トイウコトですね~(笑)
。。。。。
で・・・
とにかく・・・
今まで聴かなかった
Disc 2
今年…2021年のバースデー・コンサートが
キッカケで
聴いてみたのです…
その中に・・・
ちょっと
うれしい曲があった
この曲…
トウカ
この曲の…『歌詞』を読んだときは
ちょっとうれしかった
日本文学専攻のモノとしては・・・
『歌詞』の硬さと比べ~
カッコいいメロディーだったのも
なかなかヨカッタ

撮影:『ELEPHANT KASHIMASHI ベスト盤』歌詞カードより引用
数か月前・・・
森鷗外に関するニュースが~ネットに流れた
その記事へのコメントが・・・
森鷗外の~軍医としての立ち位置への
批判にあふれていた
その批判記事を読んで・・・
日本文学専攻のモノとしては
とても悲しかった
。。。。。
遠い昔・・・
漢字と
そして
漢文学を
日本に紹介してくれた人たち…がいて
そこから
日本の
『書き言葉』の文化がはじまり
『文化』継承が可能になった
そして
中古の時代になった・・・
おそらく
漢文のほうが得意であったと思われる
紀貫之
男もすなる日記といふものを
女もしてみむとてするなり
という「書き出し」ではじまる
仮名でつづった『土佐日記』
デキタテの和文字=仮名を
駆使して綴った『土佐日記』
当時…「仮名」はデキタテの文字だった
まるで
明治の日本人が
英語で日本文学を綴るように
新しい文字で綴ったのが
『土佐日記』だった~?~と思う
紀貫之の作品は
「仮名」の普及への多大な貢献につながったであろうと
私は…思っている
その後・・・
日本にとって
日本人にとって
日本文化にとって
「仮名」がどんなに貴重な存在になったか
いうまでもない
中世の時代になった・・・
中風の~震える~痛みのある手で
古典を書写した晩年の藤原定家
今のように
カメラ…や
コピー機…や
スキャナー
がない時代・・・
自分の思い出の品を
スキャンする作業でさえ
けっこう大変な作業である
藤原定家の書写がなかったら
多くの…日本文学作品が
失われていた…と思われる
そして明治・・・
開国・・・文明開化・・・
西洋の文学を
翻訳した
森鷗外
外国語がわからない
一般的な日本人に
西洋文学を伝えてくれた
文学を伝える…ということは
思想や考え方を伝える…ということ
鷗外は
メチャクチャ忙しかった…と思う…
自分の創作活動もしたかっただろうし~
軍医としての仕事もあったろうし~
その限られた~人生の時間の中で
翻訳のための時間を割いてくれたコト
コレって・・・
ものすごく
感謝しなくちゃいけないコトだ
と思った
外国文学を
外国文化を
原語で知ることがデキナイ~日本人が
翻訳によって
知るコトがデキタのだから…
その~知るコトがデキタ日本人の作品を
今~我々は手に取っている…
文学作品…というと
どうしても
『創作』に
目がいってしまう
私は――そうだった
『創作』のほうが優れている
そう――思っていた
しかし・・・
この
先人たちの…
文化=文学=新しい思想
そういったモノを
伝え、普及させた業績
縁の下の業績
だけど
偉大な功績
もっと感謝しなくてはならない
そのコトに・・・
修士課程を学んで
気づいた
特にこの~
紀貫之
藤原定家
森鷗外
かなり‼‼‼
遅い気づきだけど…

でも・・・
ソレに気づいたコトだけでも
修士課程を学んで
修士論文を書き上げた意味があった
そう思っている
作品としては
鷗外より漱石のほうが…断然💛好きだけど
卒論は…夏目漱石
修士論文は…『徒然草』兼好・著
『徒然草』研究なのに
ナゼカ~❔~『紀貫之』に出会ってしまった
修士論文(笑)
ブログ:『土佐日記』の鳴門・文学散歩
鷗外は
プライベートでは
全然読まない…けれど…(笑)
――「最後の一句」を中学3年生に教えるのに苦しんだ…トラウマがある――
のちに「高瀬舟」が教科書に現れたトキは
『怒り』がこみあげてきた
自分の力量不足を反省するのではなく…
中学生に
こんな重いテーマを(安楽死)
どうやって教えろ…というのか

だから・・・
鷗外にはウラミは無いけれど
鷗外・教材には
ドッサリ恨みがアル
だから・・・
修士課程の最中に
森鷗外・新発見

という…ナントモ不思議な感覚に
なったのだけど~😁
それにしても・・・
比較的わかりやすい~?~と思う
「安寿と厨子王」(山椒大夫)でさえ
拉致問題…?…がテーマに潜んでいる気がする…
土地柄…
山椒太夫・伝説のある
丹後の海岸に行ったことがあって…
あの地に立つと
そんな気がした
森鷗外は・・・
トンデモナク
スゴイ人だ......
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