2021年書初めは『徒然草157段』
- 2021/01/06
- 00:05
コロナ禍だったから出会えた
そんなモノもあったコトに気づきました
出会い・・・とは
人…という意味ではなく~
本~とか
場所~とか
音楽~とか
いろんなモノとの出会いです
。。。。。
今年…2021年は
久しぶりに
書初め…をしました
のりちゃんの習字セット
筆を持ったのは
2年か3年ぶりです(笑)
お正月の~墨の匂い
いいですね~
。。。。。
私の修士論文の指導教授の『徒然草』に・・・
第19段の評に次のようにあって・・・
私事にわたるが、私は毎年、元旦の午前中にこの段を読み上げて、過ぎし一年のくさぐさと、これから始まる新しい一年に思いを馳せ、清澄な気分に包まれる。
『徒然草』兼好 島内裕子 校訂・訳 ちくま学芸文庫
コレを読んでからずっと~年越しに~
私も読みたい😻
そう思いながらも~
なかなか~
昨年のようにベトナム・ホイアン滞在中だったりすると~
なかなか~
読む雰囲気にはならなかったワケです(笑)
今年は・・・
コロナ自粛年越しですから~
よし❕今年こそ読むぞ📖
そう思って~
12月30日あたりから
久々に~『徒然草』を読み始めたワケです
なぜか~
~私は

この段を
大晦日に読む📖
そう思っていて~
大晦日に
『徒然草』第20段まで読んだのでした
で・・・
第19段の教授の解説を読んで~
先生が読んでいるのは元旦だった

そんなマヌケな感想だったのですが・・・
ただ~勘違いで大晦日に読んだため~
第19段の次~第20段も読んで~
この第20段が
大晦日の夜にアップするつもりだったブログと
妙にマッチしていて~

急遽ブログに
『徒然草』第20段を
書き加えることとなったのです
こういう出会いって
不思議なモノです
。。。。。
新年になり
久々に書初めをしよう🖌
そう思い立ち・・・
では何を書くか❓
となった時・・・
やはり
『徒然草』が書きたくなりました
実は・・・
数年前~
修士論文を書き始める前に
『すらすら読める徒然草』中野孝次
を読みました
『すらすら読める徒然草』
中野孝次
講談社文庫
2013年第1刷発行
この本の中に~コンナコトが書かれていました
わたし自身は、『徒然草』の全段を、筆で和紙に写したことがあるくらいの『徒然草』愛好者である。書写というのは最良の読書の方法だとそのとき思ったが、『徒然草』は、文章がくどくなく短くて、そのどれもが書写に値する名文ばかりだから、それもできたことだ。
『すらすら読める徒然草』中野孝次 講談社文庫 p41
ココを読んで~
私は
私も書きたい~
そう思いました
すぐ影響サレル人間です(笑)
でも
全部はカッタルイ(笑)
どうせ書くなら~
ちゃんとお手本を作って
お習字の練習もしたい
そう思って・・・
『すらすら読める徒然草』の中でも
さらに自分の好きな段だけを選びました
今は本当に
便利ですね~
パソコンに文を打ち込めば~
楷書でも
行書でも
草書でも
お手本がすぐに出てくれます😁
のりちゃんの習字セット
上にあるのがお手本=パソコンプリントです
下のノート書写が
私のお習字です😁
で・・・
そのころ作ったお手本の中から…
今の気持ちに合うのは…

それで選んだのが~『徒然草』第157段でした
≪徒然草』157段≫
筆をとれば物書かれ
楽器をとれば音を立てんと思ふ
盃をとれば酒を思ひ
賽をとれば攤打たんことを思ふ
心は必ず事に触れて来る
仮にも不善の戯れをなすべからず
あからさまに聖教の一句を見れば、何となく、前後の文も見ゆ
卒爾にして多年の非を改むることもあり
仮に今、この文をひろげざらましかば、この事を知らんや。
これ即ち、触るる所の益なり
(略)
≪のりちゃん意訳≫
筆をとれば~書きたくなる
楽器をとれば~弾きたくなる
ゲームをとれば~遊びたくなるし~
盃をとれば~お酒が飲みたくなる
何かをしたくなる心は
何かに『触れる』ことがきっかけとなる
だから
ヨクナイコトには
「お試し」でも~触れてはならない
少しだけ~そう思って本を読めば
お目当ての前後の文も読んでしまう
すると
読むつもりではなかった前後の文が
心に突き刺さる
もし今この本を開かなかったら
この文との出会いもない
これが~
何かに『触れる』ということからはじまる
新しい出会い
出会いって
人だけでなく
本もあれば
場所との出会い
音楽との出会いもある
家にあっていつでも出会えるモノでも
なぜか
”その時”でなければ出会えない
ソレは
不思議な出会いだと思う
。。。。。
昨年~10月から書き始め~
今もまだ書き続けている~長いブログ『家計簿の話』
コレは・・・
コロナ禍でなかったら
書いていなかったと思う
『家計簿の話』を書き始めたから
『名曲「あなた」と父の思い出』~を書き~
そこから
宮本浩次さんのカバー・アルバムに辿り着いた
さらに
3人の対談動画に『触れる』コトができた
(宮本浩次・スカパラ谷中・加藤浩次 2018/11/30)
スカパラ谷中さんのことばから
ストンっ
本当に…ストンって
音がするような感じで
腑に落ちた
モヤモヤしていた気持ちが
収まった
全部が~『徒然草』157段のコレのこと👇
仮に今、この文をひろげざらましかば、この事を知らんや。
これ即ち、触るる所の益なり
行動するコトの大切さ
行動とは~外出の意味ではなくて~
新しいモノに出会うコト
新しいモノに触れるコト
『触れる』コトの大切さは
兼好の時代であっても
コロナ禍の時代であっても
おんなじだぁ~
と思ったのでした
実際~私は
宮本さんも谷中さんも
顔も名前も知らなかった<(_ _)>
東京スカパラダイスオーケストラと
『今宵の月のように』のメロディーは知っていたけれど~
。。。。。
ダイビングをはじめて30年
こんなに潜らないのは初めてで~
もう~このまま潜れなくなりそうで~
8月には・・・
10月には・・・
お正月には・・・
マレーシアかタイへ
ダイビングに行けるダロー
そう思いながら~
期待を裏切られ~
2020年は過ぎていった
ナニもしないで
2020年が終わることに
焦りがあった
でも・・・
ナニもしなかった~
~のではなかった

それどころか~
やりたいコトが
たくさんみつかった
というか~
やりたいコトが
たくさんありすぎる・・・(笑)
3月か4月に
とりあえずマレーシアで
のんびりダイビングを
1年ぶりに再開したいものだ・・・
そう思っていたけど~
コレも
どうやら~
ムリっぽい~😢
このままコロナ禍が続いたら・・・
今年の誕生日プレゼントに
キーボードを買おうか

そんなコトを考えると~
コロナ禍がつづく「楽しみ」も
できてしまった(笑)
その1~2月後に
コロナがおさまり
出国できたら
サイコーなんだけど~(笑)
。。。。。
7月にプールが再開したときは
気合もあって
1500m~2000mスイミングに励んでいたけど~
だんだん~モチベーションが下がってきて
12月ごろは
800mスイミングに甘んじてしまった
昨日と今日は~お正月休み明けの~
久々のスイミングで1200m泳いだ
今年は
ダイビングがデキル日を信じて
1200mスイミングで…がんばろー🙌
ナンデ

わざわざコンナコトを書いているかというと~
自分を追い込むため(笑)
2000mスイミングって書かないところが
自分に甘いってこと・・・😁
=つづく=
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