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ワット・ポーの話





バンコクにあるお寺、ワット・ポー
ここにはリクライニング・ブッダとも呼ばれている 寝釈迦仏がいらっしゃる
長さ46m、高さ15mの巨大なブッダが 名前通り寝っころがっている
右向きで横たわり、右手の肘をついて、頭をささえている
横になって寝ているので、足の裏も見ることができる
写真には 大きすぎて全部入らない

ワット・ポーは 「三島由紀夫」の「豊饒の海(春の雪)」にも出てくる
日本留学ため、日本に向けて航海中だった タイの王子さまが、
ワット・ポーの「夢」を見る
王子さまは 
海にきらめく寺院に
夜にもかかわらず 細かい装飾まではっきり見える寺院に
何度も何度もお祈りをする
お寺が日本まで追いかけてくる・・

ワット・ポーは タイ古式マッサージの総本山であることでも有名だ
お寺の敷地内にマッサージルームがある
ここのマッサージ師は さすがにどの人もマッサージが上手い
バンコクには至る所にマッサージ屋があり、
そのマッサージ師の中には、うまい人、ヘタな人がいる
ヘタな人に当たった時は、マッサージを受けている1時間がつらい
ツボをはずされると、イライラして、かえってストレスになる
その点、ワット・ポーのマッサージは、はずれない
確かにワット・ポーでも、うまい人、そうでもない人がいる
けれど、はずれた時でも、よその上手い人くらい気持ちがいい

肩こりのわたしは  
バンコクに行くと 必ずワット・ポーのマッサージに行く
タイに行くと、最低でも2回は行く
いつもカオサンに宿泊するわたしは
ワット・ポーまで チャオプラヤ川のボートに乗る
川風に吹かれながらの
川沿いのお寺を見ながらの
ワット・ポーまでのショートトリップが わたしは好きだ

ワット・ポーには 入口付近に「拝観料のチケット売り場」がある
そのため お寺の敷地に入るときに「拝観料」としてチケットを購入しなければならない
マッサージだけが目当てのわたしは このシステムにムカついていた
わたしは いつも ふてくされつつ払っていた
「強制御布施拝観料」だと思っていた

今回の訪泰時は
連日の「模擬授業」の準備がたたり
私の肩は ボロボロだった
肩が凝るというより 痛かった
腕も重く 痛かった
頭も 絶え間なく痛かった

「採用面接」を受ける大学がある町に行く 前日
わたしは ワット・ポーに行った
せっかくだから
マッサージのついでに
寝釈迦仏にも お参りをした

寝釈迦仏の背中側には 
鉄のお椀が 「ズラリ・・」と並んでいる
そのお椀のなかに
いつも だれかが コインを入れている
だから お堂の中は
いつも チャリン チャリン チャリン チャリンと
コインを入れる音が 響き渡っている

今回は
わたしも そのお椀にお金を入れようと思った
はじめてだった
「強制御布施拝観料」ではない「御布施」

明日 
バンコクから列車で7時間の地方都市に行く 
わたしは
「どうか わたしをタイに呼んでください。」
そう心の中で言いながら
お椀の中にお金を入れて歩いた
 
金色の
日本では1円にあたる小さいコインを
ひとつのお椀にひとつずつ・・
お椀は108あった
・・困った時の 神さま・仏さま・・

2週間後
バンコクに戻ってきたわたしは
すぐにワット・ポーに出かけた
お礼参りである
ホントの意味の
お礼参りだった
ご利益があったのかどうかはわからない
でも お礼に行った

「わたしをタイに呼んでくださって ありがとうございます。」

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