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スピーチコンテスト⑨(先生たちの不協和音)の話

1回目の予行練習の後
「先輩先生」は学生に聞きました
「これからの練習では何をがんばりますか」
Mちゃんは「アクション」
他の3人は「覚えます」
と答えました

そのあと
私たち日本人教師は
先生だけで話しました
そして
それぞれの学生の今後の練習課題を言いました

私は言いました
Mちゃんはもう少しゼスチャーを増やそうとは、思います
でも、それはMちゃんと相談しながら
ムリにならない程度に…

ところが
「先輩先生」はゼスチャーを重視する人でした
ゼスチャーがないと「スピーチ」ではない、
と言いました
そして
「ゼスチャーがないと賞には絶対に入れません!!」
と言いました

私は言いました
今ので、5分21秒です
ゼスチャーをたくさん入れることで、時間オーバーするのが心配なんです。
時間オーバーしても賞には入れませんよね
(どっちみち、賞に入るような学生ではないのですけど…苦笑…)

すると「先輩先生」は言いました
ゼスチャーと言葉は一体なので
ゼスチャーを入れることでタイムが遅くなることはありません

そのとき
Y先生が言いました
私もPちゃんのゼスチャーを
もうこれ以上増やそうとは思いません
私は
Mちゃんはしっとりした話し方で
ゼスチャーが少なかったのが
かえってよかったように思います

…Y先生がこのように言ってくれたおかげで
ゼスチャー攻撃はひとまず
終了となりました

確かに…
Mちゃんのゼスチャーは少なすぎました
5か所、合計8個のゼスチャーでした
でも…
私は…
ゼスチャーとは
まず「言葉」があって
その「言葉」を発するときに
言葉だけでは表現しきれなくて
「自然に体が動くこと」だと思うのです
文章の意味が理解できて
はじめて自然なゼスチャーが生まれるのだと思うのです
まだそれぞれの言葉の意味が理解できない学生が
理解したふりをしてゼスチャーを入れても
不自然なだけだと思うのです

私は日本語教師としては新米なので
日本語教師の教育的価値観は、まだよくわかりません
中学校国語教師は
日本語教師の世界では嫌われていますから
もと中学校国語教師の私の価値観は
日本語教師の世界では通用しないのかもしれません
でも
私はこう思います
日本人はオーバーアクションをする国民ではありません
例えば日本の儀式…卒業式の「送辞・答辞」などは
アクションを入れると「ヘン」ですよね
(もし入れる指導をしたら、たぶん怒られると思うな~)
もちろんスピーチと儀式の言葉は違いますけど
でも
あのような「動かない儀式」のあり方は
本来の日本人の姿だと思います
「日本文化」も含めて伝えるはずの「日本語教育」です
ここがアメリカだったら
アメリカ人が日本語でスピーチをしながら
自然にオーバーアクションをするのは
それこそ「自然」だと思うのです
でも、ここはタイです
タイ人も日本人と同じように
オーバーアクションをしません
それなのに
どうして
日本の文化でないオーバーアクションが
スピーチコンテストで
こんなにも(?)重視されるのでしょう?

私は
とても
とても
疑問に思いました

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コメント

No title

チョット堅い話にコメント、ありがとーございます(*^。^*)

No title

うーん・・・。
そうですね、言葉だけでは足りなくて自然と出るものかぁ。
日本の文化、納得です^^

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