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スピーチコンテスト⑦(ふてくされた学生)の話

チェンマイにスピーチに行く
3年生のPちゃんは
3年生のリーダー的存在の学生です

ともすれば
一触即発になりかねないような
個性の強い3年生の中で
唯一
みんなから信頼を得ているような(?)
学生です

とても頑張り屋で
努力家です
そして
とても強い性格をしています

実は
Pちゃんは飲み込みがとても遅いのです
授業中の質問には答えられないことが多いのです
それどころか
今、何ページをやっているのかもわからず
みんなから作業が遅れてしまうことも
しばしばです
一見、頭が悪そうにも思えます
でも
やり方がわかったあとは
ものすごくがんばります

結果は他の学生よりできてしまいます
まさに「大器晩成」型です
「聴解会話」のFINALテストの成績は
クラスで2番でした

そのPちゃんの担当は
10月から新しく来たY先生でした
Y先生も3年生を教えています

Y先生は長く関西で働いていた方で
少し訛りがあります
でも
とてもはっきりした話し方をする方で
私はY先生の日本語は
きれいな日本語だと思います

「先輩先生」から
高低アクセント記号を書く宿題が出た次の日のこと
「先輩先生」は
Y先生とT先生の原稿をチェックしました
すると、かなりアクセント記号が間違っていたようです
「学生がこのまま覚えたらどうするんですか!!」
「先輩先生」はふたりを怒鳴りちらしました
でも
ふたりの先生は
高低アクセント記号は間違っていても
自分で読むときは
だいたい正しいアクセントで読むことはできました

私は
「ここの学生は、アクセント記号通りに読める頭のいい学生ではないのに・・」
と(心の中)で思いました
少し関西訛りのあるY先生の発音だって
もしその通りに学生が発音できたら
とても美しい日本語だと私は思います
アクセント記号を書いた原稿を渡すより
日本人の先生が原稿を読んであげて
それをまねするような練習方法のほうが
私はいいと思っています

ところが・・・

Y先生は
アクセント記号が書けていないから
という理由で
せっかく練習に来たPちゃんに
「練習は明日」と言い
スピーチ原稿を渡しませんでした
Pちゃんは
私とMちゃんが練習している教室に来て
ふてくされていました
「ゲンコーは、アシタ・・」
とつぶやいていたPちゃん
Pちゃんはそれが不満だったようです

そして
次の日
「先輩先生」は
「日本人先生のためのアクセント講習会」をしました
私はMちゃんの練習もあったので
参加しませんでした

Y先生はアクセント講習会の前
20分だけPちゃんの練習をみました
そして
アクセント講習会に参加しました
「先生のためのアクセント講習会」の間
私はMちゃんの練習をしました

次の日
Y先生に
「今日は練習しないんですか?」
と聞くと
「Pちゃんは自分で覚える、と言ったので大丈夫です」
と言いました

数日後
Mちゃんが私にチクリました
「センセ、Pちゃんは練習していません。覚えていません。」

Pちゃんは
すっかりヤル気をなくしたようです

私は
今さら日本人が日本語のアクセントの勉強をするより
学生の練習を見てあげたほうがよっぽどいいのに・・・
と思ったのですが・・・
だって
スピーチコンテストまであまり日にちはないのですから・・・

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コメント

No title

はい。
3年生を教える前はMちゃんのほうが印象的でしたけど、教えるようになってからは地味なPちゃんの印象が強くなりました(*^_^*)

No title

Pちゃんみたいな学生は
きっと先生にとっても
思い出に残る学生ですよね。
納得いくまでお互いに語り合える関係がいいと思います。

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