スピーチコンテスト②(設定目標)の話
- 2010/02/26
- 00:19
スピーチコンテストの1次審査の結果がわかり
日本人教師で学生の練習担当を決めました
私の担当は3年生のMちゃんです
彼女は
はっきり物を言う学生です
そして負けず嫌いです
でも甘えんぼうです
授業中
彼女が苦手な日本語の発音を
何回も
クラス全員で練習していると
「タイ人ですからできません」
とふてくされます
べつに彼女を注意しているわけではないんですが…
今年の3年生は
勉強嫌いで
デキも悪いのですが
その、できない3年生といっしょに
学年の違う「できる学生」が一緒に勉強することがあります
敬語など難しい問題を「できる学生」にあてると
Mちゃんは
「わたしにだってわかるわよ!!」
というようなムッとした顔をして
すかさず答えを言います
前期
まだ3年生を教えていなかったころ
Mちゃんと学食の前で会ったことがあります
バイクで混んでいる学食の前で
私がバイクをトロトロ動かしているのを見て
Mちゃんはすかさず
「センセ、早く!早く!」
と言いました
そのタイミングと言葉選びのよさ(?)に
驚いたものです
まじめな4年生にはないセンス(?)です
なかなかセンスあるな(?)と思い
その当時3年生の担当だったN先生に言うと
「…確かに…でも…結構むかつきますよ」
と言われたものです(笑)
こんなMちゃんのスピーチ担当ですから
ふてくされないように
練習をさせなければなりません
3年生の授業を
8コマも担当している者としては
今回のスピーチコンテスト出場の目標は
①5分間の日本語の原稿を覚えること
②止まらずに最後まで言うことができること
と設定しました
まさに・・・
「制限時間内完走」が目標の
マラソン大会出場の気分でした
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