のりちゃんの東京文学散歩=三四郎池で「三四郎」を読む至福のひと時(笑)
- 2017/11/14
- 01:30
東京大学に行ったら
東京大学 安田講堂 撮影:2017年11月12日
東京大学 安田講堂
三四郎池への道
三四郎池への道を見下ろせます
知らないと…気づかないような場所です
三四郎池
=夏目漱石「三四郎」より=
横に照り付ける日を半分背中に受けて
三四郎は左の森の中へはいった。
その森も同じ夕日を半分背中に受けている。
黒ずんだ青い葉と葉のあいだは染めたように赤い。
太い欅の幹で日暮らしが鳴いている。
三四郎は池のそばへ来てしゃがんだ。
非常に静かである。
電車の音もしない。
赤門の前を通るはずの電車は、大学の抗議で小石川を回ることになったと国にいる時分新聞で見たことがある。
2017年現在…
東京23区内にある大学のキャンパスとは思えないような場所です(笑)
地下鉄・南北線が全線開業になり
「東大前駅」が身近になってからさらに十数年後…(笑)
私は…ようやく…初めて「東京大学・文学散歩」をしました
私にとっては大歓迎の電車です(笑)
「東大前駅」がなかったら…今でも「東京大学・文学散歩」をしていないかもしれない…
三四郎池の左岸の道
この池のほとりで
三四郎がぼや~~っとしている時
左手の丘の…光の中から
里見美禰子(さとみみねこ)が現れて…
三四郎はひとめぼれしてしまうのですね~(笑)
=夏目漱石「三四郎」より=
ふと目を上げると、左手の丘の上に女が二人立っている。
女のすぐ下が池で、向こう側が高い崖の木立で、その後がはでな赤煉瓦のゴシック風の建築である。
そうして落ちかかった日が、すべての向こうから横に光をとおしてくる。
女はこの夕日に向いて立っていた。
昨年…初めて三四郎池に来た時…
初老の男性に会いました
お孫さんのザリガニ取りのおつきあいだそうで…(笑)
三四郎池が想像とは違っていてビックリしました
小説だと、もっと見晴らしがいい感じですよね~
私がそう言うと、男性は言いました
私が学生の頃は木がもっと小さくて、こんなに茂っていなかったのですよ
木々が育って、鬱蒼となりました
おそらく三四郎の頃はもっと隙間があって
美禰子が見えやすかったと思いますよ(笑)
三四郎池の左岸の道 右手側が池
小説の中で美禰子が歩いていた左手の道は
比較的歩きやすい道で…(笑)
三四郎池の左岸の道
三四郎池の左岸の道 左手側が池
振り返っての撮影デス
三四郎池の左岸の道
三四郎池の左岸の道 左手側が池
振り返っての撮影デス
左岸の道を進むと…
休憩所があります
三四郎池の休憩所
ちょうど…三四郎池の説明看板の向かい付近にあたります
三四郎池の休憩所
このベンチに座って…「三四郎」を読む…
かつて学生時代…
文学部国文学科近代文学専攻
卒論テーマが「夏目漱石」という…
のりちゃんといたしましては…(笑)
まあ…当時ここまで来なかったということは…
あまり真面目な学生ではなかった…ということですが…(笑)
休憩所から臨む三四郎池
やはり…ここで読みたいのは
三四郎池の休憩所付近の石橋 撮影:2017年11月12日
休憩所を過ぎると…石橋があります
この石橋を渡って
三四郎池の説明看板へ向かう道…右岸が
=つづく=
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