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のりちゃんの東京文学散歩=谷中墓地の幸田露伴の五重塔

谷中墓地はお墓であるにもかかわらず
とても気持ちのいい場所でした(笑)

ぶらぶら散歩の人…
犬の散歩の人…
通勤、通学の帰りの人…

そして私のように
見物客だなぁ…と思われる人々…






たしかに、お墓ではあるのですが…


徳川家のお墓周辺には
立派なお墓が並んでいました


子供づれの…お墓見物?のようでした



ゲゲゲの鬼太郎を思い出すような…ユニークなお墓?


本物(笑)のネコのお昼寝


外国人の見学者


谷中墓地は街の不思議な楽園であった。戦の町々で見るあの軽佻さの中に忽然と静寂の場所がある。それが石碑と卒塔婆の乱立する寂滅の場所であったとしても、現実の楽園に違いなかった。
(野田宇太郎「新東京文学散歩」より)


谷中墓地の天王寺の墓地は
幸田露伴の小説で知られた「五重塔」があった場所です
野田宇太郎の谷中墓地訪問の目的がそうであったように
私も「五重塔」
を目指しました…



というのは…
幸田露伴の小説のモデルになった「五重塔」は
放火されて…焼けて…
今はもうありません

もちろん…
野田宇太郎が「東京文学散歩」をした時にはありました

流るるような露伴の名文が、私の脳裏にかけめぐり、塔の裾をそのまま一巡りまた一巡り、やがて私の心にクライマックスの嵐の場が蘇ってくる。(中略)
空想に酔ってか、あまりにも高い塔を見上げすぎてか、私は思わずよろめいた。
(野田宇太郎「新東京文学散歩」より)


「五重塔」はないけれど…
野田宇太郎の気分になってみたいものだと…(笑)
「五重塔」跡地を、私も目指しました

しかし…
「五重塔」跡なんて
案内も見つからず…(笑)
「五重塔」が高くそびえたっていると、見つけやすいのですが…
ただの更地?でしょうから…
どこにあるのかサッパリわかりません(笑)

ちょうど、墓地の事務所っぽい建物があり、管理人っぽい人がいたので尋ねてみました

しかし…どう尋ねたらいいか…悩みました(笑)

質問の言葉を悩んだ理由は…

「五重塔」を見たい
と言うと…
そんなもんありません
と言われそうです

「五重塔」の跡地を見たい
と言うと…
何にもありませんよ
と言われそうです

悩んだ結果
幸田露伴の「五重塔」跡地に行きたいのですが…
と尋ねました(笑)

墓地の人は
この前の道を、日暮里駅方面に道なりに歩いて右に曲がるとあります
と教えてくれました

こんな道をひたすら歩きました

夜だと「肝試しコース」ですね~(笑)



ありました


幸田露伴「五重塔」跡地




昭和32年に焼失したようです

燃えている最中の「五重塔」…

なんだか、「五重塔」の悲鳴が聞こえてきそうです


痛々しいですね…



設計図も残っていて、復元も可能のようですが…
復元しない方がいいような気がしました


「五重塔」はなかったけれど…
全く縁のなかった幸田露伴の文学気分を…
ほんの少しだけ…味わえました(笑)





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