のりちゃんの東京文学散歩=上野花園町の森鷗外邸
- 2016/10/16
- 23:15
仕事が休みの10月10日
「新東京文学散歩」(著:野田宇太郎)を片手に
「文学散歩」という、文学研究スタイルは
この、野田宇太郎という人が始めたもののようです。
本好き・旅好きな私は
「文学散歩」が大好きです(笑)
野田宇太郎が昭和26年(1951年)、「日本読書新聞」に連載を開始した『新東京文学散歩』は、「文学散歩」という新しい文学研究・文学鑑賞スタイルを創出した画期的なものだった。
(放送大学「国文学研究法」著・島内裕子 より)
私…
「文学散歩」という研究法は
もっと前からあったのだと思っていました
松尾芭蕉の「歌枕を訪ねる旅」だって
「文学散歩」のようでもあるし…
吟行だって「文学散歩」みたいなものでしょう…
それが…昭和になってからの、野田宇太郎の発案?だと知り
驚きでした
というわけで…(笑)
昨年、放送大学で「国文学研究法」を勉強した私は
さっそく「新東京文学散歩」を購入したのでした
持ち歩きたいので
Amazonで電子ブックを購入しました
そして…
野田宇太郎が上野から文学散歩を始めたように
私も
野田宇太郎がなぜ上野から始めたかというと…
上野には森鷗外が住んだ家があるからです
近代文学は誰が興したか。その自問にはいろいろな答が出た。色々な答の中から私がまず選び出したのは森鷗外の名であった。(中略)
鷗外の名で有名な訳詩集「於母影」のことは知らぬ人もないが、その本の内容が編まれた町の名はほとんど知る人もない、といえるだろう。(中略)
鷗外はドイツ留学から明治21年に帰朝して、当時の下谷区上野花園町11番地に寓居した。そのころ、市村瓉次郎、井上通泰、落合直文、および鷗外の妹喜美子弟篤次郎等と自宅を会場に、しばしば文学を論じ、詩歌を作り、その会を育てて新声社と称し、S・S・Sの符号を使用した。
(野田宇太郎「新東京文学散歩」より)
訳詩集「於母影」は、夏の一夜、上野花園町の森邸で、徹夜で一巻ができあがったということです。
中心は、森鷗外ですが、集まっている人たちとの共同作品でした。
私は上野花園町をめざしました…
しかし、Googleマップなどで検索しても、
上野花園町は出てきません
おそらく…町名変更になっているのでしょう
上野公園に花園神社があります
おそらくその辺だろうと思い
行ってみました
五重塔
東照宮からは五重塔がみえました
どうも…「森鷗外・文学散歩」…というより
単なる…「上野公園・散歩」のようなのですが…
私は…
iPhoneで…野田宇太郎の『新東京文学散歩』を読みながら
上野公園を歩き回っているのですが…
iPhoneを見ながら上野公園を歩いていると…
どう見たって…「ポケモンGO」をやっているようにしか見えませんねぇ~(笑)
そのとき…
公園内の地図で…
「ホテル鷗外荘」というのを発見しました
「鷗外荘」というからには
そう…思った私は
そのホテルを目指して歩きました
森鷗外居住の跡
森鷗外の旧居の見学は
ホテルに申し込めばできるようなのですが…
旧居は現在…レストランになっているようなのです
だから、食事中のお客さんがいなかったら
見学ができるのですが…
あいにく…私が行ったときはお客さんがいて見学はできませんでした
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