タオ島のダイビングで1番タイヘンなところは…
桟橋からダイビングボートへの乗り降りです(笑)
桟橋と、桟橋に着岸したダイビングボート
桟橋からボートまでは・・・
階段ハシゴなどはありません
こんなふうに着岸したボートに
桟橋から乗船します(笑)
桟橋が1つしかないのに
数えきれない数のダイビングボートがあります
桟橋に直接着岸できるボートは、せいぜい2艘程度なので…
それ以外のボートは、着岸しているボートの横にくっつけて…着岸ではなく着船することになります
3列に着岸しているボート
例えばこの写真のような状況の場合…
一番桟橋から遠い3番目のボートに乗りたい場合…
1番目、2番目のボートを通って、3番目のボートに乗り込むことになります
かなりのアップダウンです(笑)
それも複雑なアップダウンです(笑)
そのアップダウンを…ダイビング機材の入ったメッシュバックを抱えて
乗り越えるのです
今朝のボート
今朝はものすごくラッキーな日で…(笑)
私が潜るショップのボートが、桟橋に着岸していました
しかも…このボートの造りが素晴らしくて…(笑)
ボートの2階がちょうど桟橋と同じ高さになっていました
タオ島のダイビングボートに…
こんなに❢楽に乗れることは…めったにありません
しかし…
帰港したときは…
船が4艘停船していました…
つまり…4艘の船を渡って…桟橋に戻らなければならないのです
ボートは歩くように…乗り越えるようには作られていませんから(笑)
ボートを乗り越えるのは
まさに…かなり高度な障害物競争です(笑)
そして…最後に桟橋に上陸するのも
ボートのデッキから
自分の背よりも高い場所にある桟橋まで
よじ登らなければなりません
ちょうど…1階から2階の高さによじ登るような感じです
モチロン…はしごなどありませんから
まず船のへりに立って…
それから…
桟橋にくっつけてあるタイヤなど足をかけて
よじ登るのです
機材入りのメッシュバックをかかえたままでは
よじ登れませんから
先に桟橋に到着した人が荷物を受け取ってくれることになります
私と、私のバディの初老のイタリア人男性は
一番に桟橋に到着しました
そして…初老のイタリア人男性が
他の人の荷物を受け取りました
初老のイタリア人…おそらく…70歳前後と思われる…
彼に荷物を渡すのは、みんなためらうのですが…
仕方ありません
それに…
彼はやりたくってしょうがないようなのです(笑)
私たちのすぐあとから
メキシコ系の…ムキムキマンがやってきました
彼は…
初老の男性が荷物を受け取っているのをみて
自分が交代しようと思ったようです
私も…
トーゼン若い人がやるもんだ❢
と思いました
おそらく…みんなそう思っていたでしょう(笑)
その思いを…若者は感じ取っていたのだと思います
しかし…こんな時…男性のプライドってメンドクサイですよね~(笑)
初老のイタリア人は…自分の場所を譲らないのです(笑)
若い気でいるのでしょうけれど…
1個2個ならいいですが…
10個以上あるのですから…(笑)
交代しようと若者がスタンバイしているのですから…
じゃあ、あとは、ヨロシク❢
と変わってもらえばいいのです(笑)
ケガでもしたら…荷物を海に落としたら…大変です
せっかく…若者が…メキシコ系のムキムキマンはスタンバイしたものの
荷物を受け取るスキがなく…(笑)
かといって…
じゃあまかせます
と引き下がるわけにもいかず…
憮然とした表情でした(笑)
そこへビルマ人のボートスタッフが船のデッキまでやってきました
彼もサスガに…初老の男性にダイビング機材の入った重いメッシュバックを渡すわけにはいきません
ビルマ人のボートスタッフは…
いきなりメッシュバックを放り投げたのです
船のデッキから…メキシコ系のムキムキマンにむけて…
5~6mの距離でしょうか…
そのメッシュバックを…
ムキムキマンは驚いた様子もなく…へーゼンとキャッチしました
ビルマ人もなかなか気が利きます(笑)
阿吽の呼吸ですね~
ビルマ人スタッフは、ムキムキマンの体を見て
大丈夫❢
と判断したのでしょう(笑)
メッシュバックには…ダイビング機材が入っています
メッシュバックに入っているものは…
BCD→3・5キロ
ウェットスーツ→2キロ
フィン→2キロ
ブーツ→1キロ
マスク→1キロ
(このショップは、レギュレータは別にして運ぶショップです)
しかし…海水に濡れてずぶ濡れの機材です
おそらく…重さは…
BCD→5キロ(水を抜いてないともっと重い)
ウェットスーツ→3キロ
フィン→2キロ
ブーツ→1~2キロ
マスク→1キロ
メッシュバック→1キロ
おそらく…13~15キロの重さがあると思います
それを…ビルマ人のスタッフは…
軽々とひょいっと投げ…
ムキムキマンも…
何のためらいもなくキャッチするのです
モチロン…
前もって
投げるけど、いい?
受け取ってくれるかな?
ナンテ会話はあるハズもありません(笑)
ビルマ人スタッフが、メッシュバックを放り投げたのを見た私は…
メッシュバックの重さを知っている私は…
思わず悲鳴をあげました
キャッ❢?
投げた‼
スゲッ❢?
取った❢
パチパチ
ナイス❢キャッチ❢❢
ナイス❢キャッチ❢❢
あたりで…
ムキムキマンも私が何を興奮しているのか察したようで…
ニヤニヤし始めました
そして…ニコニコしながら
いくつもいくつも
メッシュバックをキャッチしたのでした(笑)
ムキムキマンは…なかなかいい人のようです
よく見ると…
彼はかなりのイケメンでした~💛
ちょうどメキシコのサッカー選手のような…浅黒い彫りの深い顔立ちの…
そして…
ものすごく…胸が厚いのです
普通の人の倍の厚さです
ちょうど普通の男性の「横幅」くらいの厚さがあるのです
ものすごい筋肉です
彼のお仕事(笑)が終わると…
私はすかさず彼に近づいていきました
どこからきたの?
エクアドル
スポーツは何をやっているの?
ウェイトリフティング
何キロあげるの?200キロ?
う~ん…どうかな?…
そのあとは…
彼は、私の荷物も運んでくれました
どうやら、ハートもイケメンのようです~💛(笑)
もしも…日本人グループが同じボートに乗っていたら…
彼はモテモテだったでしょう(笑)
日本人男性にも。日本人女性にも。
男性は…彼の筋肉をウットリ眺め…
女性は…彼の顔をウットリ眺める…(笑)
ダイビングでの…こんな人間模様を眺めるのも…なかなか楽しいものです(笑)