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観光学科の観光日本語の授業(漢字対策)の話

はじめて日本人に日本語を教えてもらう
観光学科の観光日本語の授業・・

第1回目の授業はシラバスの説明
教科書の内容には入らず
教科書の*タイ語で書きましょう*
に書いてある
⑬個のことばを宿題にした
もちろん
ひとつひとつの言葉は
読んで
読み方の「ひらがな」を書かせた

ところが
1回目の授業が終わった数日後
タイ人の若い先生を通じて
クレーム(?)がきた

「先生・・観光学科の学生は
漢字を勉強していません・・」

この大学の学生は
日本語を勉強するとき
「みんなの日本語」という名前の教科書を
勉強する
この教科書は
この日本語教育業界では
1番といってもいいくらい有名?ポピュラーなもので
多くの国で
多くの学習者が使用している

それぞれの国の言葉バージョンも出版されている

ということで
タイ人の彼らが勉強していた「みんなの日本語」は
タイ語バージョンの教科書で
タイ語での説明があり
漢字にはふりがながふってある

さて
私の授業は「観光日本語」
初めて「みんなの日本語」ではない
教科書の勉強だ
「観光日本語」の教科書には
もちろんタイ語の説明はない
漢字にふりがなもふってない
観光学科の学生は
ふりがなのない漢字が書かれた
タイ語の説明のない教科書に
おそれおののいたようだ・・

「観光日本語」の1ページ目はこんな感じ
この程度の漢字です



一応・・・
私は
教科書を作るとき
漢字のことは少し考えた
でもふりがなを書くことで
ひらがなの練習にもなるし
だいたい
ひらがなだけの日本語は普通「ない」
漢字に親しんでもらいたいし・・

私はタイ人の先生に答えた・・
「大丈夫です。
全部ふりがなを
自分(学生)で書きます」

そこで
まず
「ふりがな」のための「ひらがな」を書くために
ハンドアウトを使って「ひらがな」の練習をした



ひらがなの
「書き順」「形」の説明をし
1回ひらがなを書く
そして提出

ハンドアウトの表をチェックして
次の時間に返却
うらには
「もう1かい」というスペースがある

もう1回の学生には
裏に見本を書いて返却し
例えば
「(な)と(か)をもう1回」
と言いながら返却する

さて
2回目からは
教科書の第1課に入った

まず漢字にふりがなをふるところから
学習は始まる
「『ひらがな』書きます」
と言いながら
ホワイトボードに書いていく
学生は
必死でひらがなを書く・・

だいいっか
第1課

「だいいっか、です」

むか
お迎え

「おむかえ、です。
迎えます、はタイ語でなんですか。
迎えます、と同じです」

ばしょ  くうこう
場所  :空港

「ばしょ、です。
場所はタイ語で何ですか。
では、場所はどこですか?
くうこう、です。
空港、タイ語でなんですか」

かいわ とうじょうじんぶつ
会話の登場人物

「かいわ、これはわかりますね
とうじょうじんぶつ・・
これは、みんなの日本語のここにあります」
みんなの日本語を開いて
登場人物が書かれたページを見せて回る・・

うーん
思ったより
タイヘン・・(T_T)・・
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